＿稲荷崎の女王様＿ 【HQ】

０１７ ページ19

桜side





本当にコイツなんなのぉ。Aがお前目当てで入る訳ないじゃん〜






桜｢実を言うとね〜。私、初めてお化粧した時にアンタに言われた言葉で傷ついたんだよね〜

なんだっけ、ブスは化粧しても変わらないだっけぇ？本当に酷いよねぇ





…...だから、アンタの事嫌いなんだよ｣




涼夏｢サク、皆の前で言っちゃ駄目じゃないか…もっと此奴の評価が下がるよ…ｸｽｯ｣






涼も言うねぇ、ふふっ






桜｢その時に傷ついてる私を変えてくれたのがAなんだよねぇ〜｣







侑｢はあ？お前にそないなこと言った記憶無いんやけど｣


｢じゃあ、1年の時に教室に地味子って呼ばれてる子いなかったぁ？｣


角名｢あ、居たよね。侑が毛嫌いしてた...まさか、｣








そうそう、そのまさかなんだよねぇ







｢角名正解だよぉ！そう、その地味子が私なの〜｣



侑｢はぁ！？お前があの地味子!?｣







侑side




嘘やろ…此奴があの時の地味子？


侑｢じょ、冗談は程々にしてくれへん？｣





涼｢冗談じゃないぞ、僕は1回だけお前の席の隣だったギャルだよ｣







はあ？変わりすぎやろ！





涼｢2人とも男バレの2年に傷つけられた…だから、男バレが大っ嫌いなんだ！｣








そんな事言われたらなんも言えなくなるやんか...
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