お前の弱点【呪術廻戦】

6.そろそろ笑いで腹筋割れそう ページ6

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言うつもりは全くなかったけど、私気づいてなくて、ついつい口に出てた。

あーあ、怒らせちゃったじゃん、そんなつもりなかったんだけど。でも気づいてほしいよね〜。最強だもんね〜。その持ってる六眼は節穴なんか？大丈夫か？





って見てたらあーもうもっと怒っとるやん。激おこプンプン丸やん。どうすんの、これ話ちゃんと聞いてくれんの？





「先輩〜。怒るのはいいんですけど、私の話聞いてくれません？」

「昨日聞いた事と同じ説明すんだったら聞かない」

「じゃあ、しょうがないので新たに情報開示しますよ。じゃないと先輩怒るから」

「怒ってねぇよ」

「え〜？うっそだ〜？怒ってなかったらそんな態度とらないでくださ〜い」





とりあえず煽ったらのってくれたからそのまま煽り続けた。煽られてることに気づけよボンボン。

絶対口悪いことに定評あるんでしょ？



ようやく聞いてくれるみたい。これで聞く態度悪かったら自分で張った結界破って出ようと思った。良かった、そこまで悪い子ではなかった。





「私はね。歴代の相伝の術式持った人の中でも、結構器用な方なんですよ」





は？お前が？って聞こえてきた。聞き間違えかな。もう一度言ってみた。





「私、器用なんですよ」

「お前が？」





お前が？って。

酷いな。今から説明してもらえるのにその態度はないぞ。





「そこはスルーするとこなんですよ。で、器用だから、いつ結界を張ろうが、場所が分かってればわざわざ結界を貼りたい場所に行かなくても、遠い場所でも出来るんですよ。だから、」

「だから、ここに来る前に結界は張っておいた、ってことか」

「正解」





指をパチン、と鳴らした。物分りのいい生徒で、私はついニッコリ。それが分かると。

先輩は私の手を掴んだ。そして、昨日先輩がされたことを、私にしようとするみたい。つまり背負い投げ。女子にするもんじゃないなあれ。

でもなあ、先輩。





「爪甘いんだよな」





気が付かないのかな。足元。見ないと掬われちゃうよ。

えい、と足を引っ掛けると、すこん、と効果音が聞こえるような転び方をした。思わず私爆笑。

腹筋割れんかな。

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