お前の弱点【呪術廻戦】

39.縄縛るプレイは引くわ ページ39

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「何ここ。すっごい物騒」

「術式が使えない部屋。俺も使うのは初めて」

「2人とも使えなくなるけどいいんですか」

「いい」





術式が使えない部屋、という部屋に私はつれていかれた。





周りに札がこれでもかと言うほどびっしり貼ってあって、不気味すぎる。多く貼りゃいいってもんじゃないぞ。こういうのは。





先輩の言ってた通り、この札は術式制御するようなのが付与されてるんだと思う。試しに術式展開やってみたけど、出来なかったから、多分そういうこと何だと思う。





「あの、腕縛る必要ありました？」





先輩は私を椅子に座らせて、腕を後ろに回せと言われたから、言われた通りにした。そしたら先輩、せっせと腕を縛ってる。



なんで？



しかもまあまあ太い縄。どっから出てきたし、しかもなんで縛ってるの？ちょっと、いや結構理解出来ない。そういうプレイなん？



私そういうの興味ないんですけど……。





「ない」

「ですよね。なんで縛るんですか」

「用心。しとくべきでしょ。何するか分からないんだから」

「用心されるような話するんですか？私たち」

「するからしてんだろ」





無事に(？)かなりキツめに縛られ、私の正面に先輩は座った。動かせるかなと思ったけど、無理だった。そういうこと出来んの？すごくね？





先輩は正面に座ってるから、私は先輩を見た。



気づいたら先輩サングラス外してた。青いよ目が。見てたら目が痛くなりそう。でも見るとこそこしかないんだよなあ。早く話進めてくれ先輩。





「で、禪院甚爾の何の話をすればいいんですか」

「関係、家の関係もな。知ってること全て吐け」

「怖いなあほんと、言い方とかもっと優しくしないと女子にはモテませんよ。絶対」

「俺は選び放題だからいいんだよ」

「そうですか。羨ましいですね 」





そんなこと言ってみたかった。人生の内1回でも。

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