luz「すみませーん…ピザそっちに届いてないですか？」貴「…え？」

改めてみて ページ5

「うぅ……」




絶賛怯え中の、Aです。


ざっくりなにがあったかと言いますと、




ふらっとコンビニ行く時に、




赤髪だったり白髪だったりの人が普通にいたり、


夜でも通りすがる人のファッションが色々やばい。





ということです。





｢東京こわい………！！！｣




わたしが前住んでたとこのコンビニなんて、


芋ジャージにスッピンでも余裕だったのに。




東京のコンビニってわざわざお洒落しないと入れないじゃん！！むり！！





……ということを、昨日やけくそで買ったオムライスか物語っている。





日が昇っても、ぐたぐだしてたせいか


気づけば9時。



外に出る気はないが、キャリーバッグに詰めた


服やら小物を整理しないといけない。





｢起きよ……｣




と、布団を剥いだ瞬間。


ピコン！とケータイが鳴る。



なんだ？？



｢あ！夏目からだ〜｣




地元にいる親友からのメッセージ。


夏目は何故かと上京を嫌がり、



"｢あたしは都会むりだから！尚更東京なんてな！

だったら地元のとこ行くわ｣"



と言って、少しレベルの低い地元の大学に

進路を選択した。



うーん、夏目も上京した方が絶対いいのに。。



画面をタップして、メッセージ画面を開く。



夏目

【着いた？そっちどう？マンションは？】



｢うおお……｣


絵文字なしの質問攻めはクる…




A


【えっと、結構いい感じの場所だよ。】


【マンションからの見晴らしもいい感じ__⿴】




と、窓からの景色を添付して、送信。



なんだかんだ言って、心配してくれてんの。


好きだなぁ。



｢よーし、作業だー！｣




キャリーバッグのチャックを外し、


服を一つずつハンガーにかけていく。




楽しい大学生活が送れるよーに、

自分から運気を出していこう…(？)





_この時までは、そう思っていた。

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