い も う と 41 ページ42
・
「＿＿＿＿＿＿ってことなんだけど…。A、今の聞いてた？」
(いやいや待て待て私。この前はたるちさんにもこんな感じでドキドキしてなかったか？！どっちも気になってる…ってそれただのミーハー？！それ私が一番嫌いな奴ゥ！！)
「…ねぇ、無視しないでよ。」
(というか、そもそも私は2人のことが気になってるのか？！LOVEなの？！ホの字なの？！ただのオタクがこんなイケメンお兄さんに惚れていいものなの？！…あ、でもたるちさんなら＿＿＿)
「＿＿＿A。」
「っはい！！」
突然耳元で私の名前をささやかれ、大きな声で返事をしてしまう。
振り向くとむすっとした表情の至さんがいた。
本当に心臓に悪い。
「…何ボーっとしてたの。俺が何度呼んでも反応しなかったよ。」
「い、いや、その…考え事してました、すみません…」
あはは…、とどこかで聞いたような苦笑いをすると、次ちゃんと聞かなかったらもう部屋戻るからね、と釘を刺されてしまった。
あなたのこと考えてました、なんて到底言えない。
(んー…とりあえず今は集中しなきゃ。)
頬を両手でパチンと叩き、再びノートと向き合う。
私はここに並んでいる難問たちを順々に倒していかなきゃいけないのだ。
「すみません、もう一度ご説明お願いします。」
「りょ。一字一句、聞き逃さないでね。」
△▼△
「＿＿＿＿＿＿っはぁ、終わった…」
「俺も終わったよ、お疲れAちゃん。」
「お疲れ様です、咲也先輩！！」
課題と格闘すること早数時間。
至さんの教え方がうまかったおかげで、予定よりもずいぶん早く終わることができた。
O高組の方もあらかた終わったようで、みんな机に伏せたり、伸びてみたり。
終わりの喜びを感じているみたいだった。
「至さん、本当ありがとうございました…」
「ん。終わってよかったね。」
「はい！！」
至さんはそういうと、ソファに寄り掛かった。
ほかのみんなも疲れを露わにしている。何時間も勉強したからみんな疲れて当たり前か。
(…とりあえず、お茶でもいれようかなぁ)
きっと、みんな勉強後の甘味を求めていることだろう。
確かこの前、クッキーの詰め合わせか何かをもらった気がする。
「あの、お茶にしませんか？」
私のそんな言葉で、疲れていたみんなの表情が変わった。
私も、思わず笑みがこぼれた。
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雨村(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» わわわ！！！本当ですね！！笑なんだか危ない感じに……( 報告ありがとうございます、修正しておきます！！ (2018年10月14日 22時) (
レス) id: a3cc1f37d6 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - 36のとこで、勉強がべんきになってますぞ…最初色んな意味でビビりましたわw (2018年10月14日 21時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
雨村(プロフ) - にゃるさん» ありがとうございます…！！最近は更新ペースがなかなか安定しなくて本当申し訳ないです。頑張ります！！！ (2018年8月22日 1時) (レス) id: 291ab6483c (このIDを非表示/違反報告)
にゃる(プロフ) - いつも更新楽しみにしています。これからも頑張ってください (2018年8月21日 21時) (レス) id: 1eb7bde713 (このIDを非表示/違反報告)
雨村(プロフ) - 通行人Ａさん» ほんとだ！！間違いです、すみません(><)ご指摘ありがとうございます！！修正しておきます。 (2018年8月21日 11時) (レス) id: a3cc1f37d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨村 | 作成日時：2018年7月23日 0時
