い も う と 26 ページ27
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「っし、2キル。」
「あ?俺はもう3キルだっつーの。」
《何言ってんの?俺5キルだから...っしゃ!!6キル!!》
混沌とする戦場。
目の前の敵たちをひたすら蹴散らしていき、残りわずかとなってきた。
「ちょっ、たるちさん回復してください」
《そこ置いといて。...クソっ狙撃されてる》
「っし、俺が背後から叩くか」
「範囲迫ってますよ!!!」
そそくさと移動すると、別の芋っている敵を3人見つけた。
手榴弾で特攻しかけてから思いっきり叩けば一気に3キルはいけるかもしれない。
そう考えたら即行動。
急いで手榴弾に装備を切り替えて、敵の方向に投げる。
そうすると、敵のそばで手榴弾が爆発し、慌てて敵がわらわらと動き始める。
少しは体力を削っただろうか。
「ちょっと叩いてきます。」
《よろ。向こうの敵は俺らがやる。》
すぐさま小銃に切り替え、敵に迫る。
この距離じゃ小細工は効かない、ひたすらに銃をぶっぱなす。
「よっし!!1、2...」
一気に2人をやると、向こう側の別の敵から狙撃を受ける。体力が半分くらい減ってしまう。
とりあえず離れて草むらに隠れ直す。
(まずい、たるちさんたちの方の敵が...!!攻撃おっも...!!)
「ちょっ、たるちさん、万里先輩!!ちゃんとキルしといて下さいよ!!」
「あー、わりぃわりぃ...よし、やったわ」
《俺も。...キタコレ。コイツいいもん持ってたっぽいな》
でも、たるちさんたちがやってくれたおかげで動きやすくなった。
が、肝心の敵は岩陰に隠れてしまった。
残りはコイツただ1人。
思わずマウスを強く握ってしまう。
ミシミシと音を立てるマウスが、その緊迫感を物語っていた。
《お、俺こっから狙えんじゃん》
「え、ちょ、たるちさん?!」
私の敵なんですけど__という前にたるちさんは、さっきキルした敵から奪った狙撃銃で、頭をぶち抜く。
_____ヘッドショット。
最後の1人をキルしてしまった。
画面に、1位の文字が表示される。
「あー...ドン勝ですね」
「だな。...A4キルじゃねぇか。」
《ほんとだ、すっくな。》
結局私は1番少ないキル数で終わってしまった。
私が調子こいてると、大体ダメになるタイプなのを忘れていた。
「...次は頑張るんで。」
《ほぉ...?》
「いつまでやるつもりなんだよ...。」
「私がお2人にドン勝を奢るまでです...多分。」
_____そして、その戦いは、コンビニに行っていた十座さんが帰ってくるまで続いた。
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雨村(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» わわわ!!!本当ですね!!笑なんだか危ない感じに……( 報告ありがとうございます、修正しておきます!! (2018年10月14日 22時) (レス) id: a3cc1f37d6 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - 36のとこで、勉強がべんきになってますぞ…最初色んな意味でビビりましたわw (2018年10月14日 21時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
雨村(プロフ) - にゃるさん» ありがとうございます…!!最近は更新ペースがなかなか安定しなくて本当申し訳ないです。頑張ります!!! (2018年8月22日 1時) (レス) id: 291ab6483c (このIDを非表示/違反報告)
にゃる(プロフ) - いつも更新楽しみにしています。これからも頑張ってください (2018年8月21日 21時) (レス) id: 1eb7bde713 (このIDを非表示/違反報告)
雨村(プロフ) - 通行人Aさん» ほんとだ!!間違いです、すみません(><)ご指摘ありがとうございます!!修正しておきます。 (2018年8月21日 11時) (レス) id: a3cc1f37d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨村 | 作成日時:2018年7月23日 0時