い も う と 18 ページ19
・
そのまま204号室でお話がてら、ゲームをしていった。
イベントの結果は、結局変わらず2位。
たるちさんは1位だし、NEOさんは3位。
友人に至っては、順位を下げて6位になっていた。
__あいつ、サボりやがったな。
「これは、ここに並べればいいですか?」
「あぁ、ありがとう」
「うん!!とってもおいしそう!!」
今日の夜ご飯は、監督さんのバターチキンカレー。
それと、臣ママ特製サラダ。
デザートは、私が作ったプリン。
3人で仲良く準備したごはんは、さすが寮のごはんといったところで量がとてつもなく多い。
「Aちゃんって、デザート作るの上手なんだね!」
「私わりと料理とかスイーツ作るのとか趣味で。皆さんのお口に合えばいいんですけど...」
「さっき味見したし、平気だろ。すっごいうまかったからな。」
(臣ママのお墨付きなら大丈夫かな)
心の中で臣ママと呼んでいることは内緒。
だってママだもの、呼んだっていいじゃない。
夕飯の匂いに釣られたのか否か、団員たちがぞろぞろと談話室に集まってくる。
「うっわ、またカレー...今日の夕飯カレー星人が担当なの?」
「みたいだな...」
「今日のメインは私だけど、サラダは臣くん、デザートAちゃんの3人で作ったの!!」
嫌そうな顔をした幸ちゃんと天馬くんにドヤ顔をする監督。
私も思わず苦笑い。
話に聞いたところ、監督はカレーを愛するカレー星人(?)だそうで、監督が夜ご飯を担当するときはカレーなんだとか。
...そりゃ、その顔するわ。
「へぇ...このプリン、Aが作ったんだ。やるじゃん。」
「えっ?!あ、ありがとう」
幸ちゃんから突然のデレを受け、思わず驚いてしまう。
...喜んで貰えるのって、素直に嬉しい。
ここにいる団員は皆席につき、一斉に食べ始める。
監督さんのカレーはスパイスから作っているということもあり、なかなかにおいしい。
臣ママのサラダだって、サラダの癖にとても美味しい。
(これ、私のプリン味負けしてる気がする...)
__そう思い周りを見ると、反応は様々だが皆喜んでいるようだった。
「...これ、うめぇ。」
「うん、おいしい。さすがAだね。」
「んんーっ、Aチャン、プリン美味しいっス!」
特に十座さんが喜んでくれているっぽかった。
臣さんによると、甘いものが好きらしい。
(よかった...)
___今度は、もっと凝ったもの作ってみようかな。
そう思えた瞬間だった。
534人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雨村(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» わわわ!!!本当ですね!!笑なんだか危ない感じに……( 報告ありがとうございます、修正しておきます!! (2018年10月14日 22時) (レス) id: a3cc1f37d6 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - 36のとこで、勉強がべんきになってますぞ…最初色んな意味でビビりましたわw (2018年10月14日 21時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
雨村(プロフ) - にゃるさん» ありがとうございます…!!最近は更新ペースがなかなか安定しなくて本当申し訳ないです。頑張ります!!! (2018年8月22日 1時) (レス) id: 291ab6483c (このIDを非表示/違反報告)
にゃる(プロフ) - いつも更新楽しみにしています。これからも頑張ってください (2018年8月21日 21時) (レス) id: 1eb7bde713 (このIDを非表示/違反報告)
雨村(プロフ) - 通行人Aさん» ほんとだ!!間違いです、すみません(><)ご指摘ありがとうございます!!修正しておきます。 (2018年8月21日 11時) (レス) id: a3cc1f37d6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雨村 | 作成日時:2018年7月23日 0時