第2話 「見えない傷」 ページ3
女� 屮�ャハハハ！最高だわ！」
女�◆屬海譴任�前の汚い服装も少しは目立たなくなるんじゃない？」
三(二年生か……)
階段まで聞こえるということは相当だ。教師だって、気づいているであろうに。
いじめにはそれぞれ四種類の人間がいる。
まず加害者と被害者。それを見て見ぬふりする傍観者。
因みに後もう一つは救世主だが、この学校にはそのような人間は居ないため、環境は変化する兆しはない。
H歴三年であることも原因の一つだ。現にいじめは、先程のように女が男に向けてに行われることも少なくない。
ああ。
三「胸糞悪い」
★★★
二「ぁぁああ……」
僕「あーあー」
夕暮時の教室に、二つの影。
二「いつになったら俺は、テストという悪夢から解き放たれるんだ」
僕「無理でしょ」
机には『再テスト』と書かれたプリント。
二「お前も赤点ギリギリだろ！」
僕「あ、バレた？」
二「テストまで三日、一日前には依頼の手伝いもあるってのに！」
僕「依頼なんて幾らで」
二「兄ちゃんの誘いを断われって言うのか！？」
Aは溜息をつく。
僕「その大好きなお兄ちゃんの依頼を優先したとして。合格点までいかなかった場合、1番悲しむのはどこの誰だろうね〜？」
二「ぐっ」
★★★
三「＿＿え、二郎が友達と勉強会？」
一体どういう風の吹き回しだよ……。
一「三郎、これ持って行ってくんねぇか？」
三「え」
ｺﾝｺﾝ
三「ん。いち兄から差し入れ」
二「おー」
ちっ。真面目に勉強してる。
三「ねえ」
僕「……うん？」
少し、試してみるか。
三「二郎に恐喝でもされたの？」
ﾌﾞ ｯ
真逆の低脳がジュースを吹き出した。
二「ばっ、三郎手前っ！！」
僕「ぶっ、あはははっ！！！」
三「！」
僕「残念だけどただの友達だよ。君は山田三郎君だよね」
珍しい銀色の瞳が、僕を見つめた。
僕「僕は桃月A。よろしく」
その顔を見た途端、酷く安心した。
三「よろしく……」
力が抜けていくような、そんな心地良ささえも三郎は感じたのだ。
僕「＿＿僕も三郎君に聞きたいことがあるんだけど、良いかな？」
三「は、はい」
僕「……その身長の秘訣は？」
三「…………………は？」
再度ジュースを吹き出した下品な男ことは、言うまでもない。というか言いたくない。
★★★
ｶﾁｬ ｶﾁｬ……
三「手伝います、いち兄」
そう言って三郎は、一郎が洗った皿を慣れた手つきで拭いていく。
一「サンキュ。どうだった？」
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もちごめ(プロフ) - ﾊｧｯｯｯｯｯ！！めっちゃ好きです速く推しの麻天狼が出て欲しい...((願望 ←因みに推しは夢野幻太郎と独歩...((ﾎﾞｿｯ 更新頑張ってください！！ (2019年1月26日 14時) (
レス) id: a221333f8f (このIDを非表示/違反報告)
サイカ(プロフ) - 初コメです！楽しんで読ませていただきました！とても面白かったです。これからも更新頑張ってください！ (2019年1月24日 2時) (レス) id: f0e2e83b11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水葵 | 作成日時：2019年1月23日 19時
