5-1「幼魚と逆罰」 ページ22
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記録──
2018年9月
神奈川県川崎市
キネマシネマ上映終了後
男子高校生3名の変死体を従業員が発見
死因 頭部変形による脳圧上昇 呼吸麻痺
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この件については元々一級呪術師七海健人の案件だったが、
映画館の屋上にいた呪霊と思われていた者は呪術で体の形を無理矢理変えられている元人間で、犯人は体の形を変えられる上に呪力を使える様に人間を改造することも可能かもしれないという悪質で想定外な出来事により、本来の七海一人に加え準一級呪術師桑Aが派遣された。
会議室には七海と、あの日以来あまり会うことの無かった補助監督の伊地知が居るのはいいが、謎に両面宿儺の器虎杖悠仁が居た。
理由を聞くと「呪術界の勉強中」という…。
七「ここ最近の失踪者変死者「窓」による残穢の報告まとめました。これである程度犯人のアジトが絞られます」
虎「おっし!!乗り込むか!!」
七海「いえ、まだまだ"ある程度"です。私は調査を続けますので虎杖君桑君には別の仕事を」
桑「はぁ?」
七海「映画館にいた少年、吉野順平。彼は被害者と同じ同級生だそうです。映画館の監視カメラはスクリーンに続く通路のみでしたが佇まいからして彼が呪詛師である可能性は低いと考えていました。ただ被害者と関係があるとなれば話は別です」
桑「あ」
悠「ジュソシ?」
桑「それ」
以前呪術師もどきと言われ呪術師とは何かを尋ねたが答え知らずで忘れかけていた言葉に反応するが自分が虎杖と同レベルの馬鹿と気付き余計な事を喋らない様にと口数を減らす。
七「悪質な呪術師のことです。手順は伊地知君に任せてあるので3人で吉野順平の調査をお願いします」
悠「オス!」
悠「俺伊地知さん以外の補助の人知らねぇや」
伊「まぁ虎杖君が生きてるって知ってるの私だけですから、必然的に……」
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※一話分が一ページに収まらない為、二ページ通用しています。
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作者名:黙れカス蕎麦 | 作成日時:2019年9月23日 15時