4-4「医務室」 ページ20
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医務室の造りが分からん( *°∀°* )
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桑「ん…っ…」
医務室だろうか、寝心地の悪い白いベットに寝転がっている体を起こす途中、先程も起こった貧血の様な症状が、否脳貧血か目眩や立ちくらみを感じた。
室内には誰も居ないのか物音1つもしない。ベットの周りを沿う様にある薄緑のカーテンを少し乱暴に開ける。
実は以前にも脳貧血で倒れた事があり見覚えのある医務室が懐かしく感じる。
あーー……な〜んか小中の時保健室で倒れたら紙に何か書いてた様な気がすんだけど、なんだったっけ?硝子さん来るまで待つ?………
面倒臭いので辞める。掛け時計を見ると11時で窓の光から見るに午前。
昨晩は…悟さんがここまで運んでくれたんだろうな。うっわ。服とかそのまんまじゃん。
微かに香る血の匂いを付けたTシャツは刀で抉り取った部分がぐにゃぐにゃの丸で不自然に空いていて笑えてくる。その縁には赤い染みが付いていて、捨てるしか無いなと今着続けるのもなんだしTシャツを脱ぐ。
廊下から数人の話し声がした。声質からして学生だろう、この辺に来るって事は医務室に来たのか。
桑なりの気遣いでドアから顔を覗かせ「今硝子さん居ねぇぞ」と伝える。廊下に居たのは多分昨日一緒に特訓した奴等だ。
名前はなんだっけかぁ。
人の顔と名前を覚えるのは今も苦手だ。
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※一話分がギリ一ページに収まらない為、二ページ通用しています。
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作者名:黙れカス蕎麦 | 作成日時:2019年9月23日 15時