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表情。 ページ26

玉「……俺にも話してくれる?」


「……っ、」




優しい口調で、真剣な眼差し。


裕太くんは本当に私のことを大事にしてくれてる。

それが伝わるから、たまに苦しくなる。


素直になれなくて、惨めな自分が居るから。


裕太くんみたいに感情をコントロール出来ない。





きっと大丈夫。


そう思えるのに、どうしてかな?


湊さんのことを話すのが怖いの。



彼女の名前を出したらどんな顔する?


びっくりした顔?


困った顔?


それとも、怒った顔?



それさえ考えるのも嫌。


他の女の人の事を考えてほしくない。


独占欲の塊。


こんな自分が嫌でたまらない。





裕太くんの真っ直ぐな瞳に耐えられなくて


思わずラテが入っているカップに目を向ける。





玉「……んー。わかった。

言いたくなかったら言わなくてもいいけど。

……平野には言えて俺には言えないんだね。」


「……っ、」




悲しいそうな裕太くんの声にハッとして顔を上げると、


裕太くんは悲しそうな困った顔をしていた。





玉「……ごめん。

今のナシ。

俺、何言ってるんだろうねー。

あ、俺もラテ飲もうかなー。」



苦笑いしながら、その場を離れ


キッチンに向かう裕太くん。



「……っ、」



そんな彼の姿に


ぎゅーっと胸が締め付けられる。









「──裕太くんっ……。」



思わず立ち上がり、彼の名を呼んだ。




「あのね、……私、今日 、───」







やっぱり、自分の中だけでは処理出来ない。


裕太くんにも悲しい顔させて


何がしたいのかわからなくなってきた。



裕太くんは私の気持ちを理解しようとしてくれてるのに。


私が逃げているだけだ。






私の声に裕太くんの手が止まった。

歪む景色。→←ラテ。



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りさ - また続編見たいです(*^-^*) (2021年4月10日 0時) (レス) id: 41dc70dfaa (このIDを非表示/違反報告)
なゆ(プロフ) - いつの日か続きが見れる日を楽しみに待ってます! (2020年1月4日 15時) (レス) id: 3cf62938b7 (このIDを非表示/違反報告)
タ マ モ リ _ ピヨ マ ル(プロフ) - たまこさん» 私もキミシリーズは大好きです(≧∇≦) 「キミはトクベツ」の裕太くんのヤキモチは何度読んでも胸キュンが止まりません! こちらこそ、このような胸キュン作品を書いてくださった、たまこさんに感謝、感激です(T_T) (2018年1月13日 11時) (レス) id: ac67987a8b (このIDを非表示/違反報告)
たまこ(プロフ) - タ マ モ リ _ ピヨ マ ルさん» キミシリーズを読み返してくれてるんですね。感謝(;_;)感激です。(;_;)裕太くんのお話でキミシリーズは私もお気に入りです。 (2018年1月13日 1時) (レス) id: 0da3131f85 (このIDを非表示/違反報告)
たまこ(プロフ) - ゆうみさん» ゆうみさん、いつも温かいメッセージありがとうございます(;_;)感謝です。嬉しくて今日は更新しちゃいました。(笑)引き続き楽しんで頂けたら嬉しいです。 (2018年1月13日 1時) (レス) id: 0da3131f85 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たまこ | 作成日時:2016年2月3日 9時

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