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木林くんも、グモー!! と口をモゴモゴとさせて怒っていた。
まぁまぁと僕と木林を宥め、ものすごい速さで走り出し僕と木林くんはおいていかれ、空いた口が塞がらない。
速すぎる。まるで新幹線。 と目を丸くしていると、ジョンキー君が進んだ方に、糸で思いっきり引っ張られたみたいに体が動いて、また新幹線くらいの速さで気持ち悪くなる。
すると、やっと止まったと思うと口のチャックが開き、口で思いっきり深呼吸する。
「ジョンキーく……」
僕は口を開こうとしてやめた。 目の前にまた不良二人がいて、女の子を近くに持っていた。
その三人の前に、赤いマントをはばたかせるジョンキー君がHAHAHAと笑いながらふわふわと宙に浮いていた。
そのジョンキー君は、目をまん丸くさせ、「なんだオメェ!?」「殺されてぇのかぁ?!」と動揺を隠すかのように大きな声で叫んでいた。
「ハッ、女の子にモテないからってグレちゃいかんぜよ! 邪道めが!!」
そんな二人に全く動揺せず、それどころか上から目線で笑い声を混じらせて叫ぶ。
「ふざけんじゃねぇぇぇ!」と二人はもっと怒こり、完璧に戦闘態勢になり、一人がジョンキー君を殴ろうとグーを構えた。
と思うと、ジョンキー君がその殴ろうとしてきたやつに思いっきりコーラをぶっかける。
一体どこから持ってきたのかさっぱり謎だ。しかもコーラをかけられた男を見ると顔がボコボコにやられていて、ジョンキー君はニヤリと笑う。
それを見たもう一人はひぃぃぃぃぃとバタバタと逃げ出した。
「フン、全く。 なぜに授業中にこんな事するかねぇ、せめて夜にやってほしいわね! まぁいつやってもブチのめすがな!!」
コーラをかけられた方は涙目で叫びながら逃げた。その姿をジョンキー君は、手を振って「反省しなさいよー!!」と笑う。
「ジョンキー君(様)!?す、素敵ぃ!!」
と木林君と助けられた女の子がジョンキーの方にすがりつく。ジョンキー君は満面の笑み。満更でもない様子で笑っていた。
「いいかい? オレはいじめと暴力は絶対に許さない。 いじめなんかする奴は仲間を作ってイジイジと、本当に可愛そうな奴らだ。 自分がしてる事の重大性も分からん奴らさ。 特に不良さんたちは、何があったかは知らんが、何かしら悩みがあったのを溜め込みすぎちゃっただけさ…… でも悪い奴らは悪い奴。いつでも僕に言いなさい!」
その女の子の目は希望と愛で満ちていた……。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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岡本木良天歌(プロフ) - 星空回想列車さん» ありがとうございます! 更新頑張ります! (2018年3月15日 17時) (レス) id: a0ccc02166 (このIDを非表示/違反報告)
星空回想列車 - 岡本木良天歌さん» とても面白い作品なので、これからも読ませていただきます!更新頑張って下さい^ - ^ (2018年3月14日 21時) (レス) id: d4fafb716a (このIDを非表示/違反報告)
岡本木良天歌(プロフ) - 星空回想列車さん» はい、改行をやるようにしたいと思います! もう一度読み返して見ます……。 (2018年3月14日 20時) (レス) id: a0ccc02166 (このIDを非表示/違反報告)
星空回想列車 - 訂正…(4つ目のコメント)評価→表示 すみません。人のこと言えませんね… (2018年3月14日 18時) (レス) id: d4fafb716a (このIDを非表示/違反報告)
星空回想列車 - またコメントします。長くなりましたが、これでアドバイスと致します。評価3回しておきました。よければ、私の作品やイベントにも目を通していただけると嬉しいです。 (2018年3月14日 18時) (レス) id: d4fafb716a (このIDを非表示/違反報告)
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