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63*15時 ページ19

《ベルフェゴールside》



ラ「……………大丈夫。」



姫はオレの気持ちを汲み取ったのか、「気にしないで」とでも言うように言った。

姫はポーカーフェイスだから物怖じしないように見えるけど、実はグチャグチャ系のものが全く駄目だ。

さっきの黒い奴等だって、凄く怖かったに違いない。



ラ「にぃに、A……………助ける、くれる。」

ベ「ボス、超カッコ良かったよなぁ…………。」



さすがオレのボス。

カッコ良さが並大抵のものじゃない。

オレもああいう男になりたい。



ベ「Aも凄かったよな。」



黒い奴等を一睨みするだけで消滅させた。

あれも魔術師の力なのか?

最早何でもありじゃね?

チートにしか思えないハイスペックだ。





ゴーン………ゴーン……………





談話室の柱時計の鐘が鳴る。

15時を知らせる鐘だ。



ベ「姫、ドルチェ食べよっか。」

ラ「……………うん。」



確かフリーザーから出しておいたズコットがあったはずだ。

きっと半解凍状態になって食べ頃のはずである。



ベ「今日のドルチェはルッス特製ズコットだぜ。」

ラ「……………楽しみ。」



姫が微かに笑みを浮かべる。

ドルチェを食べたら、きっと、もっと笑ってくれるはずだ。

オレと姫がソファーから立ち上がると、



ガチャ



フ「ん?貴様らだけか?」



Aが談話室に入ってきた。



ラ「Aっ………!」



姫がぱたぱたと駆けて、Aに飛び付く。

身長差のためか、どんなに高く見積もっても姫はAの腰ぐらいまでしか身長がない。

Aは姫に急に飛び付かれたからか、少しふらついた。



フ「……………いきなり飛び付くな。流石に驚く。」



そう言いながらも、顔は僅かに笑っている。

満更でもないようだ。



ベ「今から姫とドルチェ食うんだけど、お前も食う?」

フ「あぁ、もうそんな時間か、せっかくだからいただこう。」



Aは腰に抱きついていた姫をそっと外して、手を繋ぐ。

そして姫がAの手を引き、オレと談話室を出て、食堂の方に向かった。

64*ズコット→←62*怖い思い



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設定タグ:リボーン , ヴァリアー , クロスオーバー   
作品ジャンル:アニメ
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lotus(プロフ) - シャーロットさん» 初めまして、コメントありがとうございます。夢主の誕生日は本編に記されています。現在移行中ですが、よかったら移行先でご確認ください。 (2021年5月13日 9時) (レス) id: be7ef42783 (このIDを非表示/違反報告)
シャーロット - はじめまして、シャーロットと言います。lotusさんの大ファンです。夢主が大好きです。それで夢主の誕生日を忘れてしまって、ずっと引っ掛かっています。どうか教えていただけないでしょうか? (2021年5月13日 7時) (レス) id: bcfd491066 (このIDを非表示/違反報告)
lotus(プロフ) - みりんこさん» ありがとうございます!!翼さんと相談してみますねw (2015年7月26日 19時) (レス) id: 63950fc00b (このIDを非表示/違反報告)
みりんこ(プロフ) - 御二人ともの表現力の豊かさに感動を抑えきれません!とても楽しく読まさせていただきました。図々しいかもしれませんが、またクロスオーバー見たいです!|ω')チラッ (2015年7月26日 19時) (レス) id: d49fca3cd2 (このIDを非表示/違反報告)
lotus(プロフ) - ポケニャンさん» ありがとうございます!続編は翼さんと相談しながらですねw (2015年7月21日 1時) (レス) id: 63950fc00b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:-翼-&lotus x他1人 | 作者ホームページ:http://   
作成日時:2013年10月9日 15時

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