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抑えられない 4 ページ5

カノ「まぁまぁ 仲良く皆で帰ろ?」


嘲笑いの正体はカノくんでした

途端 私の顔に自然と笑顔が込み上げる


A「カノくん来てたの!?」

キド「来なくていいと言ったのに .. 」

カノ「キドが心配で追いかけてきちゃった」


A「あっ .. 」


キドさんが? キドさんが心配だったの?

私じゃなくて ..


キドさんの照れた顔を見て

カノくんは笑う


A「.. 2人で帰れば?」

カノ「え?」

A「ほら、2人お似合いだし!私とシンタローさん邪魔だし!」

カノ「そんなこと .. 」

A「じゃあね! 」


シンタローさんを引きずって 走る

涙を拭って走る

ふらつく足元

私だけに見せてた笑顔を思い出す



A「カノくんの .. ばーかっ !!!」



誰もいない森の中で叫んだと同時に

大粒の雨が 降った

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作者名:たにかわ。 | 作成日時:2014年2月2日 4時

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