鏡の国のアリス 4 ページ6
その後、何日か過ぎ__
昼休みの時間になり、火神が鈴に声をかけた。
「おい!真白!」
「あれ?火神君?どったの〜?」
「本入部届け貰いに行くぞ!」
「え、急だね。いいけど」
火神と鈴はあのマジバの件から、仲良くなっていた。
元々同じクラスだったのもあり、昼休みもよく一緒にご飯を食べる。
「てか、なんでそんな急に
本入部届けを?」
「キャプテンに正式な部員じゃねーと
試合に出れねーって
言われたんだよ!」
「成る程〜!…やっぱり、この間の
ゲームが効いた?」
「うっ…まあな…」
この間のゲームとは、
一年対二年でやったミニゲームのことである。そこで火神は破壊力抜群のプレイを見せ、
黒子が『ミスディレクション』を使い
チームに貢献した。
その結果、一年チームが勝ったのだ。
「それに部活が終わった後、黒子君と
仲良さげにマジバに居たし…」
「はあ?!お前、見てたのかよ!」
「あ、カントクの教室着いたよ〜」
鈴は上手くはぐらかし、火神を教室に押し込んだ。
「チッ…カントクー!!
本入部届けくれ!!」
「ブフォッ」
火神がいきなり来たので、リコは飲んでいた牛乳を見事に吹いた。
「なんなのもー今日は
アンタらも!?」
「「も?」」
「黒子君もさっき
同じこと言いに来たの!」
その時も、リコは牛乳を吹いたらしい。リコは呆れたように言った。
「全くそろってどんだけせっかちよ?
このワンパク坊やめ!」
「ワンパク坊や^^;」
「まあ即戦力だし、ベンチに空きは
あるから大歓迎よ」
そう言って、紙を渡した。
「あ、鈴ちゃんもよろしくね♪
仕事が分担出来て助かるわ〜」
「はい!もっちろん^^」
「これで試合に出れんだな!?」
火神はすぐさま教室を出ようとする。
「あーちょい待ち」
それをリコが呼び止めた。
「ただし受け付けるのは
月曜朝8:40の屋上ね!」
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裕利 - 見たよ!凄く面白い! (2014年10月9日 21時) (レス) id: 679b7f06a5 (このIDを非表示/違反報告)
スズカ(プロフ) - アリア°さん» 初コメありがとうございます! 亀更新になりそうですが、暖かい目でよろしくお願いします!! (2014年6月18日 20時) (レス) id: 89ceca5609 (このIDを非表示/違反報告)
アリア°(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい!楽しみにしてます! (2014年6月18日 17時) (レス) id: a9e502fefd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スズカ | 作成日時:2014年6月11日 0時