付き合ってるの ページ33
若「瀬戸、単刀直入に言う。おまえ、アーヤと付き合ってるのか?」
『は?付き合うわけねぇだろ。俺、告ってきた奴としか付き合ってねぇよ。』
若武の圧がすごい。
『本当だから、信じろよ。』
そう言うと若武はほっとした顔になる。
すると若武以外の奴らも同じ表情になる。
七鬼だけは頭に?を浮かべている。
七鬼以外、みんな立花が好きなんだろうか。
『安心しろ、俺はあんたらが思ってるようなことはしねぇ。』
ただ、気がかりなのは俺が意識を失っていた時、立花が俺を好きだと言っていたことだ。
彩「どうしたの?」
『あ?ああ。少し考え事だ。』
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次の日、俺は教室で何気なく勉強をしていた。
佐「瀬戸、ちょっといいか?」
佐田が話しかけてきた。
『ああ、何だ?』
…
少し時間が経つと、みんなどんどん教室から出て行く。
次は移動教室のはずだ。
『じゃ、歩いてる途中でいいか?』
佐田は頷く。
そして教科書とノートと筆記用具、それとメガネを持って立ち上がる。
俺、結構目が悪いんだ。
だからメガネを持っている。
『行くぞ。』
少し大股で歩く。
『で、何?』
佐「…私さぁ、可愛くないだろ?」
俺に聞いたってまともな答えは返ってこないぞ。
『そんなことねぇだろ。人それぞれ、可愛い、可愛くないの基準ってあるもんだろうが。』
佐「瀬戸はどう思う?」
俺?
『可愛いってより綺麗なんじゃねぇの?』
よくしらねぇけど。
佐田は赤くなる。
少し歩いてると、やっと1番最後に歩いてる奴に追いつく。
そう思ったら、佐田がいきなり立ち止まる。
佐「私、瀬戸が好きだ、付き合ってくれ!」
またか。
もう、こう言われて付き合うのはやめようと思ってた。
でも、何故か断れないんだ。
自分を守る為かな。
『分かった、付き合おう。けど、あんたは美門が好きなんじゃねぇの?』
佐「ああ、失恋だよ。あいつ、同じクラスの古川が好きらしいんだ。」
古川?
ああ、あいつか。
クールボーイのSAKUYAに似てる奴か。
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どうも、草生えるです。
古川とは、私が掛け持っている「七鬼忍の婚約者」に出てくる主人公のことです。
クールボーイのSAKUYAは古川の兄って設定です。
13人がお気に入り
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K - 草生えるさん» 更新したんですね!面白かったです! (2019年9月24日 20時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)
草生える - Kさん» どうもありがとうございます!本当に感謝です! (2019年9月24日 1時) (レス) id: 133f02566f (このIDを非表示/違反報告)
K - 草生えるさん» めっちゃ小説面白いので文才ないなんて有り得ません! (2019年9月23日 20時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)
草生える - 文才なんてものないですよ。 (2019年9月23日 12時) (レス) id: 133f02566f (このIDを非表示/違反報告)
K - 草生えるさん» やっぱりめっちゃ面白いです!文才分けてください.......(´;ω;`) (2019年9月23日 10時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:草生える x他2人 | 作成日時:2019年8月24日 22時