検索窓
今日:3 hit、昨日:35 hit、合計:35,395 hit

あんたが ページ23

月曜日。


今朝は土砂降りだ。


この天気で学校に行けってのか?


まあ、電車に乗っていくんだけどな。


『じゃあもふ、俺行くからな。』


そう言って傘を持って外に出る。


下に降りる階段も濡れてるから、滑りそうだ。


ガタンガタン


俺の住んでるアパートは、駅が近い。


この大雨でもあまり困らない。


信号が青になる。


道路も大きな水溜りのように雨水が溜まっている。


駅に着くと、定期券を使って改札を出る。


ホームに行くと、電車が1分くらいしてから来た。


俺は電車に乗る。


とりあえずは座らないで乗る人が席に着くまで待つ。


別に俺は座らなくてもいいから、いつも余った席に座っている。


今日は自転通学の人は電車に乗るから、見慣れない顔の人がたくさんいた。


学校の近くの駅には、3駅で着く。


外を眺めながら着くのを待つ。


あっという間に着いた。


電車から出ると、改札に向かう。


少し急ぎ足で歩く。


ゆっくり歩くと迷惑になるからだ。


改札から出ると、そこはもう広い。


少し立ち止まって傘を開く。


そして反対側の道に行くために信号を渡る。


少しまっすぐ歩く。


近道をしようと思う。


路地に入って店の間を通過する。


すると目の前には信号が見える。


青信号だから、間に合うように走る。


すると、見覚えのある後ろ姿が目に留まった。


あいつだ、立花だ。


そして左右を確認して信号を渡ろうとする。


でも、横からスピードを緩めないでこっちに向かってくる車が見えた。


信号があるのに、止まろうとする様子がない。


このままだと、あいつと衝突する。


『立花、横!』


するとあいつは左右を見る。


こっちに向かってくる車を見ても、あいつは動かない。


足が竦んでいるのか、ずっと動いていない。


俺は走っていた足を少し早く動かす。


歩道に走っていくと、あいつの背中突き飛ばす。


彩「キャッ!」


その瞬間、体が鈍い音をたてる。


一瞬のことで、あまり痛くはなかった。


でも、倒れて意識がある間、ずっと痛かった。


彩「瀬戸君!大丈夫?しっかりして!」


『大丈夫じゃねぇことくらい、分かんだろ?クッソ、痛ぇ。でも、あんたが無事で良かった…』


彩「ねぇ、瀬戸君!お願い目を開けて!」


体を揺さぶられてる感覚が僅かにあった。


ガシャン


遠くで何かが何かとぶつかった音がした。

声は→←身長



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
13人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

K - 草生えるさん» 更新したんですね!面白かったです! (2019年9月24日 20時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)
草生える - Kさん» どうもありがとうございます!本当に感謝です! (2019年9月24日 1時) (レス) id: 133f02566f (このIDを非表示/違反報告)
K - 草生えるさん» めっちゃ小説面白いので文才ないなんて有り得ません! (2019年9月23日 20時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)
草生える - 文才なんてものないですよ。 (2019年9月23日 12時) (レス) id: 133f02566f (このIDを非表示/違反報告)
K - 草生えるさん» やっぱりめっちゃ面白いです!文才分けてください.......(´;ω;`) (2019年9月23日 10時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:草生える x他2人 | 作成日時:2019年8月24日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。