検索窓
今日:5 hit、昨日:35 hit、合計:35,397 hit

面倒見いいよね。 ページ16

雑巾がけが終わると、布団を俺のクローゼットから運んでくる。


何でか知らないけど、俺の家には布団がある。


確か、ベッドが届いてなかった時に使っていたやつだ。


ちゃんと洗濯はしてある。


布団を敷いている途中、あいつが言った。


彩「瀬戸君って、面倒見いいよね。」


『ああ、そりゃ施設にいたとき、ちっせーガキがいっぱいいたからだろうな。』


正直、孤児院での思い出は、そんなにいいものではない。


俺は小さい子供が苦手なんだ。


まあ、俺が一番年上だったから仕方なかったんだ。


喋る時の口調は、義父に引き取られた後に、義父から移ってしまったんだ。


でも、この口調でもみんな話しかけてくるのが謎だ。


彩「そっか。私、瀬戸君みたいな人、結構好きだな。」


『面倒見がいいってとこか?』


彩「うん。面倒見がいいし、料理もできるし、勉強もできるし、運動もできるから。」


『そのくらい、慣れりゃ普通だろ。』


立花裕樹だってそうだろ。


あの人、立花の家に入ってったし。


てことはあいつの兄さんなんだろ。


俺、あの人のファンなんだよ。


ラグビーできるのってすごいと思う。


俺には無関係だけど。


そもそも、俺が筋トレとかする理由は、立花裕樹の影響だから。


布団を敷き終わると、ロフトから降りてもふを抱き上げる。


もふはさっきからカーペットの上で寝ていた。


家のカーペットは、もふの毛みたいな感じだ。


俺は結構冷え性だからこのカーペットにした。


まだ寝ているもふをゲージに入れる。


もふのゲージは3段のを買った。


もふは活発だから、俺が学校に行っても暇にならないように。


ゲージの底には、グレーの毛布が敷いてある。


1番下は爪とぎとかおもちゃが置いてある。


2段目はトイレ。


3段目は少し高くなっている。


3段目の板の横にハンモックがかかっている。


もふは勝手にゲージを開けて外に出るから、ゲージなんて買わなければよかったかもしれない。

寝ろ→←料理上手



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
13人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

K - 草生えるさん» 更新したんですね!面白かったです! (2019年9月24日 20時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)
草生える - Kさん» どうもありがとうございます!本当に感謝です! (2019年9月24日 1時) (レス) id: 133f02566f (このIDを非表示/違反報告)
K - 草生えるさん» めっちゃ小説面白いので文才ないなんて有り得ません! (2019年9月23日 20時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)
草生える - 文才なんてものないですよ。 (2019年9月23日 12時) (レス) id: 133f02566f (このIDを非表示/違反報告)
K - 草生えるさん» やっぱりめっちゃ面白いです!文才分けてください.......(´;ω;`) (2019年9月23日 10時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:草生える x他2人 | 作成日時:2019年8月24日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。