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慣れた手つきでお茶を入れ、先生には隠していたお菓子をお茶菓子として持っていった。

「し、質素なものですが、どうぞ」

「ありがとう、A。怪我は大丈夫?」

「はい、そんな深くなかったので大丈夫です。ご迷惑をおかけしました......」

「それならよかった」

内心緊張しながら話す。ちゃんと笑えているか不安だ。旅人さんはよくここに来るけれど、いつも先生とお話ししているのであまり話したことはなかったのだ。でも遠くから横目で見ることができただけでも嬉しかった。


「アルベド先生なら今、クレーちゃんと外出中なので少しここで待ってますか?」

「いや、今日はAに会いにきたんだ。迷惑だった?」

ぐいっと素敵な笑顔のお顔を近づけてくる。今の私の顔は真っ赤だろう。手を前でぶんぶんと振り否定する。

「い、いえ。迷惑なんかじゃあないです.....!むしろうれっ......!?」


嬉しいと言いそうになって咄嗟に口を閉じた。多分さらに顔が赤くなったと思う。


「大丈夫?熱でもある?」と心配してくれる旅人さんにあなたのせいですよ!と一言言いたくなった。まぁ言わないけど!



「そういえば旅人さん、って堅いから空って呼んでほしいな」


え、え、と焦る。特別旅人さんと関わったことがないのにそんなこと言われると思わなかったし、名前を呼ぶだけなのにとても恥ずかしいと思わなかった。しかし、ここで呼ぶことができればお近づきになれるチャンスだと思うと呼ぶしかないと覚悟が決まる。



「そっ、空さん......?」

呼んだ瞬間頭がオーバーヒートした。言葉にならない声を上げながらすとんと腰が抜けて床に座ることとなった。そういえばあんまり覚えてないけど、旅人さんの顔が赤くなっていたような......?








「ねぇ、アルベド。A貰っていいよね」

「勝手に弟子を取らないでくれるかい」

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月海(プロフ) - けんとさん» わー!コメントありがとうございます!現パロいいですよね。頑張ります!     (2022年9月24日 13時) (レス) id: f68382bc80 (このIDを非表示/違反報告)
けんと - 初コメ失礼します、え?神?尊い、、生きるかてをありがとうございます!特に現パロめちゃ好きでした、!応援してます (2022年9月23日 15時) (レス) @page13 id: a76f20d172 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月海 | 作成日時:2022年9月5日 20時

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