feather 2 -kazu- ページ40
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m「上手く、言えないけど…
俺たちがここに来たのは" 運命 "であって、" ここに来たい "と望んだからであって。
相葉くんが言った通り、翔さんは何一つ悪くなんてなくて…」
そこまで言って口ごもってしまった潤くん。
気づいたら彼の目からもポロポロと涙が溢れていて、相変わらず泣き虫だなぁと笑みがこぼれた。
s「でも俺が……みんなの家族を殺さなければ、みんながこんなに傷つくことはなかったんだよ。」
一つ落ちた声。
その主は少しだけ眉を落として俺らを見る。
s「俺がみんなの人生を台無しにした。
松潤にお父さんがいれば、暴力は振るわれなかったんだよ。
ニノにお母さんがいれば、お父さんは病気にならずに済んだんだよ。
相葉ちゃんにお父さんがいれば、弟くんと一緒に暮らせてたんだよ。」
大きな目から、こぼれ落ちた雫。
あまりにも綺麗で、まるでドラマのワンシーンを見てるかのようだった。
今こんな時に思うようなことでは無いけれど、とても美しくて。
だから彼の心の叫びを聞き逃してしまった。
a「違うよ翔ちゃん、それは違う。」
とっくに夜が更けたここは、一つの音さえせずに。隣で相葉さんの鼻をすする音しか聞こえない。
m「それなら翔さんだって…っ、俺たちの親が、あんなことしなかったら………」
嗚咽で聞き取りにくくなった潤くんの声を落とさないように心に閉まう。
翔ちゃんは気づいているんだろうか。？
…俺たちは貴方がいなくなると思って、必死なんだよ。
ただ一言言って欲しいんだ。
『俺はいなくならない』と、
n「…分かったよ、翔ちゃん。」
みんなの目が一斉に俺に向いた。
涙でブッサイクな顔した相葉さんと潤くんと、寄り添う翔ちゃんと大野さん。
n「やっぱり誰も、悪くない。
大野さんが言った通り、誰も悪くなんてないの。
俺たちは確かに傷ついたけど、それは翔ちゃんだって同じ。
翔ちゃんには背負う罪があるかもしれないけれど、それは俺らだって同じ。
…ほらね、もういいんだよ。」
こうゆうときに上手く回らない舌に、イライラする。
なんでだ？なんでだよ、
そのとき頬を何かが伝って。
あぁそうか、泣いてるんだと。
そのとき大好きな手が伸びてきて、俺の手をそっと握ってくれた。
それだけでまた涙が溢れ出して、
これじゃああの二人と同じじゃないかと、そっと相葉さんと潤くんを見る。
n「ありがとう………」
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ひまわり(プロフ) - ちー♪さん» ありがとうございます（＾Ｏ＾） 本当ですか？！それは本当に嬉しいです；＿； これからも頑張ります！！ (2015年1月3日 19時) (
レス) id: c2fc12ef7b (このIDを非表示/違反報告)
ちー♪(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後には思わず泣いてしまいました・・・これからも応援しています♪ (2015年1月2日 21時) (レス) id: 5698e14306 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - ひまりさん» ありがとうございます、ダラダラと続いたお話を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます；＿； がんばります！！！ (2015年1月2日 20時) (レス) id: c2fc12ef7b (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - こんにちは。完結おめでとうございます。とても素敵なお話で、毎回更新楽しみにしてました。新作楽しみに待ってます。これからも応援してます( ´∀｀) (2015年1月2日 13時) (レス) id: 5be1096a86 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 碧李さん» 有難うございます！！！そう言っていただけると、頑張った甲斐があります^_^ 次も宜しくお願いします！本当にありがとうございました（＾Ｏ＾） (2015年1月1日 13時) (レス) id: c2fc12ef7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり
| 作成日時：2014年7月23日 22時
