家族とは、仲間とは。【ブラコン×うたプリ】

06.兄とは、疲れとは。 ページ7

その後、クラスに戻るも遺書の噂は予想以上に広がっているようであちらこちらで私の名前が飛び交っていた。

(ようやく終わった…今日は精神的に疲れた。早く帰りたい…)

風斗を待つ時間さえ惜しく、早足で家へ帰った。

☆☆☆

『ただいま〜…』

荷物を持ったままリビングへ上がる。今日は疲れたし、パンか何かでも持って行ってもう寝ようと思ったのだ。

右「風花、ちょっとそこに座りなさい。」

『え？』

おかえりも何もなしになぜこんな時間にいるのかわからない京兄にテーブルの私の席へ座らされる。

右「風花、どういうつもりですか。」

『なにが？』

右「ふざけないでください、今井さんのことですよ。」

『…そのことか。…あのさ…どういうつもりもなにも私は何もしていないしさっき先生にもそう言ったはずだけど。』

右「理由も無しにそう簡単に屋上から飛び降りますか。手紙も書き残してたそうじゃないですか。」

『だーかーらー！その手紙に書いてあること全部違うっての！私疲れてんの！もう寝るね！おやすみ！』

右「こら！風花！待ちなさい！」

怒鳴る京兄を横目にリビングから出る。
もう今日は疲れた。少しくらい休ませてよ。

バタン

鍵すらも面倒くさく、そのまま荷物を置きつつ手を洗ってベッドへダイブ。

そのまま3秒で眠りに落ちたのだった…

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