家族とは、仲間とは。【ブラコン×うたプリ】

42.入院とは、独りとは。 ページ43

………。


目が覚めて1番最初に目に入ったのは
何年かぶりに見た病院の天井だった

風「…目が覚めたみたいだね、よかった」

『心配かけてごめん、大丈夫だから。それよりも、ここ…』

風「大丈夫、ヘタレのとこじゃないから。」

『それなら、よかった…』

☆

先「元々ストレスで胃が荒れてたところに強いものを飲んだからか胃がだいぶ荒れてますね…暫く安静にして様子見です。」

『そうですかー…ありがとうございます…。』

ストレス…ね。
色々あったから…仕方ないなぁ。


そういえば、おはやっほーニュースって全国放送だけど、キョーダイたち、見たりしたのかなぁ…？
もともと朝はみんな忙しいから、テレビついてることはあまりないんだけどね。


☆

「それにしても暇だなぁ…」

入院って驚くホドすることがない。超暇。小さい頃よく体壊して入院したことあったけどさ…面会時間開始から終了まで毎日キョーダイが来てくれてたから、自然と暇だって感じることがなかったんだよね

面会時間終了したらもうそれからは消灯時間まで1人だけどさ、キョーダイたちが喋ってくれてたから、消灯時間まで待てずに寝ちゃうこともよくあったんだよね…

それから大きくなって、体も前よりは丈夫になって。普通に生活してきて学校にも行って。

「楽し…かったなぁ…」

深夜、ひとりぼっちのベッドで誰も知らない涙を流したのだった…。

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