―41―勝負服 ページ43
次の日、朝練が終わって体育館を出るとき、赤司くんに引き止められた
一緒に教室まで行く事は今までに何度もあったけど、好きと自覚してからは少し緊張している
赤「Aとこうして話すのは久しぶりな気がする」
『そ、そうだね。赤司くん、最近忙しそうだし』
少し沈黙が続く
私、今まで赤司くんとどんな話してたっけ!?;;
赤「……25日」
『へ?』
赤「25日、予定は空いてるかな?」
今月の25日って……
『……う、うん。空いてるよ』
クリスマス、だよね……
赤「終業式の後は部活が休みなんだ。その日、Aと一緒に行きたい所があるんだけど……どうかな?」
『わ、私も、その日に赤司くんに話したいことがあるの……!』
赤「そうなの?」
『うん!だから、行かせてほしい!』
赤「ありがとう。じゃぁ、○×駅に18時で」
クリスマスに赤司くんとデートの約束をしてしまった……!
私はその日に、赤司くんに自分の気持ちを伝える決意をした
*
玲「これなんかどうかしら!」
『ちょっとフリルが多すぎるような……』
玲「そう?じゃぁこれは?」
私は今、実渕先輩とショッピングモールに来ている
私がクリスマスに赤司くんとデートの約束をして、いろいろ相談しているうちに……一緒に服を選ぶことになった
玲「やっぱり暖色系の方がいいかしら。でも女の子はやっぱり白よねぇ」
見ての通り、私より実渕先輩の方がノリノリだ
玲「ちょっとこれ試着してみなさいよ」
『え、え?;;』
玲「ほら、早く早く」
私は服を渡され、半分無理矢理試着室に詰め込まれた
玲「……Aちゃん、ありがとね」
『え……?』
試着室でせっせと着替えていると、カーテンの向こう側から聞こえる実渕先輩の声に戸惑った
いきなりお礼を言うなんて、どうしたんだろう
むしろ私がお礼を言いたいくらいなのに
玲「ただね、征ちゃんが好きになった子がAちゃんで良かったって思ったの。それだけよ。それより、着替え終わったの?」
『あ、はい。着替え終わりました』
私はおずおずとカーテンを開けた
玲「やっぱり、私のセンスに狂いはないわね!」
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みかん(プロフ) - ゆな子さん» まさか、知らないうちににゃんこ大戦争ネタが混じってたンスか!?((黄瀬風(笑)コメントありがとうございます!!ちゃんと可愛い赤司様になってたみたいで良かったです(泣) (2019年8月23日 11時) (レス) id: 7906a9a948 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな子(プロフ) - 無性に『にゃんこ大戦争』を思い出したのだよ。((緑間風 赤司様様可愛いです// (2019年8月23日 10時) (レス) id: 590d5b732c (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - アンズさん» いつまでもリプ返す私もいけないんですけどwwおやすみなさい(^^) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 316c9723b3 (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - ありがとうございます!今度こそほんとに落ちますね(笑) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 7c15717d35 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - アンズさん» 夜分遅くにこちらこそありがとうございます!遊びに行かせていただきます(^^) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 316c9723b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかん | 作成日時:2019年5月9日 13時