―13―鉄壁 ページ13
赤「僕はマネージャーが誰でもいいとは思わない。Aにやってほしいんだ……ダメかい?」
『うぐぐっ……』
そんな風にお願いされて、断れるはずがない
でも私はねばった。ねばり続けた
そして――
『わ……かり、ました』
結局負けてしまった
そもそも、人にお願いされると断れない性質なんだよな……
私は苦汁を飲むつもりで頷いた
玲「随分渋ってたみたいだけど、何か困ることでもあるの?」
『あ、いや、そういうわけでもあるような……ないような……』
玲「何よ、歯切れ悪いわね」
『だって……バスケ部ですよね?』
永「当たり前だろ」
『運動部って……気強い人が集まるイメージが多いっていうか……』
小「あー確かにAは気弱そうだもんなー」
『否定はしませんけど、ストレートすぎます』
玲「でもそんなの偏見よ、気にしすぎ。今だってこうやって私達と普通に話せてるんだから大丈夫よ」
『あ……ありがとうございます』
果たしてこの人たちと会話していることが"普通"なのか疑問に思ったけど、私は敢えて言わない事にした
『それと、もう一つ気がかりが』
小「えーまだあんの?」
『これは私自身の問題ではないんですけど……』
*
由「ダメに決まっているでしょう?」
『ハハハ、ですよねー』
由良に相談した所、今まで見た事ないくらい冷ややかな目で拒否られてしまった
分かってたけど、分かってたけど……!
由「Aを視界に入れる事さえ虫唾が走るのに、フフ、マネージャー?笑わせないで」
『で、でも、なんか困ってるみたいだし、もう断れない雰囲気っていうか……』
由「そんなのAには関係のないことだわ」
ごもっともすぎてとうとう私は口を閉ざしてしまった
由「先輩だからって大目に見てたけど、あの人達と関わっていたのがいけないのよ。この件については明日、ハッキリと赤司に断りを入れておくから」
『え、えー……』
こうなった由良は私でも止められない
____
こんにちは!作者のみかんです!
この小説を読んでくださっている読者の皆様、本当にありがとうございます!
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これは余談ですが、この小説を作っている時作者の頭の中ではオーイシマサヨシさんの君じゃなきゃダメみたいが流れていたりいなかったり←
\ポップポップ/
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みかん(プロフ) - ゆな子さん» まさか、知らないうちににゃんこ大戦争ネタが混じってたンスか!?((黄瀬風(笑)コメントありがとうございます!!ちゃんと可愛い赤司様になってたみたいで良かったです(泣) (2019年8月23日 11時) (レス) id: 7906a9a948 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな子(プロフ) - 無性に『にゃんこ大戦争』を思い出したのだよ。((緑間風 赤司様様可愛いです// (2019年8月23日 10時) (レス) id: 590d5b732c (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - アンズさん» いつまでもリプ返す私もいけないんですけどwwおやすみなさい(^^) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 316c9723b3 (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - ありがとうございます!今度こそほんとに落ちますね(笑) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 7c15717d35 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - アンズさん» 夜分遅くにこちらこそありがとうございます!遊びに行かせていただきます(^^) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 316c9723b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかん | 作成日時:2019年5月9日 13時