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8.赤司の事情 ページ8

赤司side


全てが上手く回る

小さい頃から血の滲むような努力をしてきた、当然の結果だ


勉学とバスケ


両方手を抜かずトップの成績を維持してきた


親からの重圧なプレッシャーと、自身のプライド


生半可なものではなかった




そんな俺は、大学に入り今までに目を向けてこなかったことに興味を持った

それが"女性"


従順で、可愛くて、扱いやすい

良い気分転換

そんな風に思っていた




ある日の練習中、俺は一人の女性の存在に気づいた

いつも観客席から練習風景を楽しそうに見ている


黒子や火神と仲良さげに話しているところを見て、誠凛のマネージャーにそういえばいたなと思い出した


白鷺A


容姿は申し分なく、人懐っこい笑顔は自然と人を引き寄せる

へぇ……いいじゃないか、その上っ面の仮面、俺の前で引き裂いてみたい


それにいつも俺に視線を向けているあたり、もう脈ありだな。落としやすい

黒子に頼んで彼女との接点を作ろう


そんなことを考えながら黒子を連れ彼女がバイトしているという喫茶店へ足を運んだ









『珍しい組み合わせだね』


コーヒーの良い匂いを漂わせながら、少し雑談をする


赤「白鷺さんよくバスケの練習風景を見に来てくれているよね?少し気になって」


『え、あ、あー……バスケ、好きなんだよね〜』




白鷺の反応を見てクスリと心の中で笑う

彼女は焦ったように言い訳をするが、それすらも可愛らしい




赤「へぇ?本当に好きなのはバスケだけなのかな?」


『あ、あはは;;』


とうとう言い逃れできないと感じた白鷺は、タイミングよく焼きあがったトーストのおかげでそそくさとこの場を離れた


それを見計らって、俺は黒子を問い詰める

最初は抵抗したものの、俺に隠し事なんてさせないよ?




黒「そうですね、Aさんはバスケが好きなのもありますが、どちらかというと選手の方が好きだと思います。それ以上のことは僕からは言えません……彼女を傷つけてしまうので」




それを聞いて俺は確信した

やっぱり、白鷺は俺のことが好きなのだと

黒子のそれ以上言ったら傷つけるというのも、白鷺の気持ちを勝手に本人に言ってはいけないという紳士的な対応だと納得がいく


あとは時間の問題だな

9.2人はすれ違う→←7.赤司ってどんな人?



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設定タグ:黒子のバスケ , 赤司征十郎 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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みかん(プロフ) - 夜空星香さん» ひーんありがとうございます。゚(゚^ω^゚)゚。めちゃめちゃめちゃめちゃ嬉しいです。゚(゚^ω^゚)゚。更新がんばります!! (2018年11月20日 18時) (レス) id: 90a4f757ca (このIDを非表示/違反報告)
夜空星香(プロフ) - めちゃめちゃめちゃめちゃ面白いです!更新正座で待ってます! (2018年11月20日 18時) (レス) id: 1efbf26713 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - COCOLOさん» 応援ありがとうございます(泣)その一言で作者はりきっちゃいますよー!!更新がんばります!! (2018年11月20日 10時) (レス) id: 7906a9a948 (このIDを非表示/違反報告)
COCOLO(プロフ) - 面白いです!!!!更新頑張ってください!! (2018年11月18日 11時) (レス) id: 7891f327e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかん | 作成日時:2018年11月13日 11時

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