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25.犬と猫 ページ25

店長「ねぇAちゃん、最近あの赤髪のイケメンくんよく来てない?」

「私も思ったー!彼氏?彼氏?ひゅ〜!」


『残念ながら彼氏じゃありません;;』



店長と、店長の娘さんである専門大に通っている1つ年上の先輩がからかってくるのを適当にかわす


バイトがあっていけない日はバスケ部の練習が終わる頃によく赤司が喫茶店に来る

それも毎度毎度……暇なのかと疑うくらいに




赤「A、コーヒー」


『かしこまりました、って……私はここでも赤司の世話をしないといけないんでしょうか』




これではペットというより召使だ




赤「店員が客をもてなすのは当たり前だろう、よくしゃべる犬だ」


『うぐっ;;』




ぐうの音も出ずにいると、入り口のドアが開き一人の女の子が入ってきた

その子は店内を一通り見回すと、赤司を見つけるなり顔を輝かせ駆け寄った




「征くんこんなところにいた〜!」


赤「どうしたんだい?こんなところで」


「最近かまってくれなかったから寂しかったの〜」


赤「それでこんなところまで追いかけてきたのかい?可愛いね、おいで」




……思ったんだけど、赤司が私に接する時と他の女の子と接する時の態度が違いすぎるんだけど、これは気のせいじゃないよね?


例えるならあの子は室内でお姫様みたいに飼われている上品な猫で、

私は外で飼われている汚い雑種犬のような



「ねぇ、堂々と浮気してるのにいいの!?」


『いや、彼氏じゃないので;;』


「でもAちゃんがいる日じゃないと彼来ないよ?」


『え、そうなんですか』




それは初耳だ、だって、ただコーヒーを気に入っただけと思っていたから




店長「Aちゃん、それ終わったら上がっていいよ。お疲れ様」


『分かりました!』




私は今洗っている食器を片付け、帰り支度を済ませてお店を出た




『あれ……赤司?』


赤「やっと終わったか、行くぞ」




外灯に照らされた赤い髪がふわりとこちらを向く


そう、確かにいつも私の仕事が終わるまで残って、家まで送ってくれるけど……
(なんだかんだ言いつつも優しい)


今日は女の子がいたからてっきりいないと思っていた




『さっきの人は?一緒じゃなくよかったの?』


赤「別に……勝手に来ただけだからな、今日は断って帰らせた」


『でも私の家すぐそこだし……送ってあげた方が良かったんじゃない?危ないし』




そう言うと赤司は不機嫌に私の腕を引いた

26.困惑→←24.いつだって犠牲は付き物



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設定タグ:黒子のバスケ , 赤司征十郎 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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みかん(プロフ) - 夜空星香さん» ひーんありがとうございます。゚(゚^ω^゚)゚。めちゃめちゃめちゃめちゃ嬉しいです。゚(゚^ω^゚)゚。更新がんばります!! (2018年11月20日 18時) (レス) id: 90a4f757ca (このIDを非表示/違反報告)
夜空星香(プロフ) - めちゃめちゃめちゃめちゃ面白いです!更新正座で待ってます! (2018年11月20日 18時) (レス) id: 1efbf26713 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - COCOLOさん» 応援ありがとうございます(泣)その一言で作者はりきっちゃいますよー!!更新がんばります!! (2018年11月20日 10時) (レス) id: 7906a9a948 (このIDを非表示/違反報告)
COCOLO(プロフ) - 面白いです!!!!更新頑張ってください!! (2018年11月18日 11時) (レス) id: 7891f327e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかん | 作成日時:2018年11月13日 11時

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