芋ジャージ眼鏡っ娘は赤司くんにバレました【黒バス】

2.こうなった原因 ページ2

小さい頃からリコの家に遊びに行っていた私は男性の筋肉に魅力を感じていた

私の脳内はこの時点でもう腐り始めていたのかもしれない


汗、根性、友情、絆


そんな中で芽生える何か



でも幼い私には、その何かが何なのかまだ気づけなかった

歳をとるにつれ、段々と違和感を覚える


王子様とお姫様が幸せになるお話、少女マンガのヒロイン、どれを読んでも共感できない

私はスポコン派なんだと、そう勘違いをしていた


そんな中学生のある日、たまたまアニメショップのゲームコーナーで足が止まる




『バスケの王子様……？』




そう、これが沼の原因となった

バスケの王子様とは、バスケ部の男子部員達が繰り広げる友情、日常、恋愛要素のゲーム


最初は絵が好みということもあって好奇心で買った

そして私はBのLな世界と出会ってしまったのだ


今までの違和感が嘘のように溶ける感覚

あぁ！これが私の探していたもの！


こうして私は腐女子へと成り果てていった




私は誰かにこの気持ちを伝えたかった、共感してほしかった

でも、集団生活という檻の中の狭い世界で、私の気持ちは誰にも届かなかった


奴らは異端者を嫌い、排除しようとする


当時仲が良かった女の子たちに打ち明けると、たちまち私の周りには人がいなくなった




あぁ……この社会で生きていくには隠していないといけないこともあるのか




孤立した私は世間の渡り方を学んだ

これからは隠して生きよう、私は学校にいる間は気持ちに鍵をかけることにした


そんな中でも、私を理解して受け入れてくれる人もいた

それがリコや誠凛バスケ部の人たち

バスケ部にいる時が唯一私が私でいても良い時間


リコと先輩とテツヤと大我には本当に迷惑もかけたけど、感謝している

3.私の推し→←1.すべてはバスケ部のため

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