赤司くんを落とさないとこのループから抜け出せない!?【黒バス】

Loop―12― ページ13

緑「……すごく分かりやすいのだよ……!!」




緑間くんは食い入るように私の授業ノートを見ていた


これぞ私がループで編み出した、めちゃくちゃ分かりやすいノートだ!




『でしょ!特にここのポイントの書き方とかに工夫しててね!』


緑「東雲、良かったらこのノートコピーさせてほしいのだよ」



あれ？そういえばコピーさせてほしいと言われたのは初めてだ



『もちろんいいよー。帰りコンビニ寄ってく？』



でもいいか

あぁ……私、やっと学生の楽しさを満喫しているような……!

友達と寄り道できるようになるなんて……!


まぁ、緑間くんだけど……贅沢は言えないよね!





赤「……珍しいコンビだね」


緑「赤司か」




来た!待ってましたよ!!




緑「東雲に勉強を教えてもらっていたのだよ、赤司も見てみろ!東雲のノートは素晴らしいのだよ!」


『ちょ、ま、待って!!//』



おい緑(間)!!赤司くんに勝手に晒すな!!//


パニックで"若干"頭の中の緑間くんに暴言を吐くが、その伸ばした手は間に合わなかった




赤「……とても綺麗なノートだね、先生の言っていないこともメモしてあるし……」




赤司くんが私のノートをまじまじ見てる


あぁ……恥ずかしいけど、褒めてもらえた……嬉しい……


ループ続きで何回も同じ範囲を学ぶ私にとっては、むしろノートをいかに分かりやすく可愛くまとめるかが生き甲斐になっていた


心にオアシス……!!


私が感激を身に染みて感じているとき、放課後の終わりを告げるチャイムが鳴り響く




緑「帰るか、行くぞ東雲」


『うん!』


赤「？2人は一緒に帰るの？」


『緑間くんがノートをコピーしたいみたいだから……帰りに少し寄り道を……』


赤「俺も一緒にいいかな？」


『えぇ!?』




こ、ここでまさかの、新イベント発生!?//

Loop―13―→←Loop―11―

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す