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「うーむ。なるほど。未来を知るが故に悩んでいる訳か。.......君がこの世界に来たことでこの世界が辿る未来は僅かながらも変化した。君がどう選択しようとさほど問題ではなかろう。」
「どういう意味ですか？」
帽子はもう何も言わなかった。仕方が無いので帽子のてっぺんをつかんでぐいっと脱ぐと棚に押し戻す。
「わしの申し出を断りに来たんじゃな？」
「あっ、えっ、あの.......いつからそこに？」
突然の声に驚いて振り返ると、校長室のドアの前でダンブルドアが微笑んでいた。
「君の事だからそう言うじゃろうとは思っておったが.......じゃがのう、君には両親も過去もない。なにか仕事に就くとするならばそれが不利に働く可能性の方が高いんじゃ。」
ダンブルドアは背もたれの高い椅子に腰掛けそのブルーの瞳をAに向けた。確かに、言われてみればそうかもしれない。私には
「未来がどうなるか、わしにはさっぱり分からんが.......もしも君がその事でわしの申し出を断ろうとしているのならその心配はいらん。君がこの世界にいる限り不自由な生活はさせんよ。」
「はい、先生。」
ダンブルドアにはどこまで見えているのだろうか。自分の運命？この世界の運命？それともこの先の私の運命？
「一応聞いておくが君はなんの職に就こうと思っておったんじゃ？」
暫くの沈黙のあと、Aはダンブルドアの瞳を真っ直ぐ見据えて言った。
「闇祓いです。闇祓いになって先生の力になりたいと思っていました。」
ダンブルドアの瞳が一瞬だけ動揺に揺れて、けれど直ぐに真剣な顔つきになる。Aは息を呑んで次の言葉を待った。
「なるほど.......。そこまで知っておったか。しかし君がそう望むのであれば.......是非力を借りるとしよう。但し、卒業した後じゃがのう。」
勿論です、とAはその言葉に頷いた。
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夢しずく - usagiさん» お返事ありがとうございます！いえいえ、この作品に最後まで付き合わない人が居ますか？いいえ居ません← もちろん読みにきますよ！それに4時間以上の価値があったのでお気になさらず。これからも頑張ってくださいね (2020年4月9日 16時) (
レス) id: 626b9c2144 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - 夢しずくさん» 夢しずく様、はじめまして。そう言っていただけて凄く嬉しいです！それに、貴重な4時間をこの作品のために.......！本当にありがとうございます！是非、最後まで御付き合いよろしくお願い致します＊ (2020年4月9日 15時) (レス) id: 738c4a8002 (このIDを非表示/違反報告)
夢しずく - はじめまして、こんにちは。とっても面白いお話です……！リーマスが可愛すぎてヤバいです！あなたの文才を分けてください……。 あ、面白かったので4時間くらいかけて最初から最後まで読みましたww 更新頑張ってください！！ (2020年4月9日 3時) (レス) id: 626b9c2144 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - いっちゃんさん» そんな！嬉しいです、ありがとうございます。是非、ボードの方で語りましょう。 (2020年4月8日 15時) (レス) id: 738c4a8002 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん(プロフ) - usagiさん» 私もusagi様の物語がどれも文才で魅力がありすぎて素晴らしい作品だと思います。これからもusagi様とハリポタについて語りたいです。笑 (2020年4月7日 23時) (レス) id: 5135df06ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2020年3月26日 10時
