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「こんな時間に呼び出して
何するつもりよあの馬鹿は…」
夕食後Aはシリウスから
''23時にグリフィンドール談話室''
と書いた手紙を受け取った
皆が寝静まったその時間
Aは眠たい目を擦りながら談話室へと降りていく
すると何やら人影が見えて
「リー、マス？」
「あっ、A、あれ、シリウスは…。」
「貴方も彼に呼ばれたの？」
リーマスはその言葉に頷くと
近くにあったソファに腰掛けた
仕方が無いのでAも向かい側に腰掛ける
パチパチと暖炉の燃える音だけが部屋に響いて
二人の間に何とも言えない沈黙が流れていた
「あの、さ、ちょっと＿＿いいかな。」
その何とも言えない沈黙を破ったのはリーマスだった
Aは暖炉に向けていた視線をそちらに向ける
「実は、シリウス達に聞いたんだ
3年も付き合っているのに
ハグもしてくれないって君が言ってたって…。」
あの馬鹿、これじゃあ私が肉食系みたいではないか
なんて事を言ってくれたんだと
Aは思わず頭を抱えた
「その……ごめん。」
「何が？」
「君にハグしないのは、
きっと自分を抑えきれないと思うからで…
つまり…その…」
上手く言えないもどかしさを紛らわすように
リーマスは髪をガシガシとかいた
「僕にとって、君は魅力的すぎるんだ
だから君の傍に居ると自分を抑えられなくて…
キスまでしてしまったら、
きっとその先も求めてしまうから.......。」
顔を赤く染めて俯いたリーマス
Aは暫く黙っていたが
ようやくその言葉の意味に気付き頬を染める
「いいよ、リーマス」
「えっ？」
「貴方となら、その先も、大丈夫」
驚いたように顔を上げたリーマスは
その視線を暫く彷徨わせたあと
ゆっくりとAに近付いた
お互いの視線が絡み合って
おずおずと背中に回される両腕
「本当に、いいの？後悔しない？」
「後悔なんてする訳ないでしょ」
分かった。と首元に顔を埋めるリーマスの背に
Aもそっとその腕を回した
ぎゅうっと優しく抱き締められて
どちらのものか分からない早い鼓動の音が聞こえる
「リーマス、大好き」
精一杯背伸びをしてその唇を奪えば
驚愕に目を見開く彼
けれど直ぐにその唇を歪めて、
I like you as much as I have eaten.
食べたいくらいに君が好き、
リーマスもやっぱりオトコなのです
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usagi(プロフ) - 十和子さん» 十和子様、初コメありがとうございます。切ないお話よりも甘いお話の方が需要があると思っていたので、何度も読んでおられると聞いて書いてよかったなと嬉しく思っております。連載の方にも目を通して頂けているようで；；これからも作者共々よろしくお願いします＊ (2020年5月10日 23時) (
レス) id: ea4cc15c20 (このIDを非表示/違反報告)
十和子(プロフ) - 初コメ失礼します！！usagiさんの小説すごく面白く、いつも楽しみに読ませていただいています！！連載ももちろん好きなのですが、短編の勿忘草をあなたにが特に好きで何度も読んでいます！！トンクスが絡むと切ないお話になって本当大好きです！これからも応援してます (2020年5月10日 22時) (レス) id: 178ca6d29c (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - 木下さん» コメント有難う御座います。ご期待に添えるよう頑張ります＊ (2020年1月22日 12時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
木下 - 初コメ失礼します！続編とても嬉しいです！楽しみにしています！頑張ってください！ (2020年1月21日 22時) (レス) id: 2d49427796 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - 名無しさん» 此方と致しましては、指摘された内容に関しては注意事項に記載しており、こんな展開があればいいな、といった気持ちで書いておりましたのでそれにより不快な思いをされている方がいる事は考えていませんでした。貴重な御意見有難う御座います。 (2020年1月19日 20時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2020年1月9日 19時
