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「あー、もうおじいちゃんったら
元気よすぎ…」
「飲み過ぎだよ、大丈夫かい？」
ルーピンは宣言通り殆ど飲まなかったのだが
Aその場の勢いで随分と飲んでしまっていた
ふらふらとした足どりのAをソファに座らせると
ルーピンは羽織っていたローブを脱ぐ
「リーマス、ぎゅー、」
「酔っ払いめ。」
「やだー、ぎゅーしてー、」
彼女はどちらかというと
あまり自分から甘えてこないタイプだと思う
だから、こうやって自分から
甘えてくるのは珍しいことで
それが可愛くて仕方なくて
ルーピンは思わずその頬を緩めた
「ん、」
両手を広げたAの身体を抱え
膝の上にのせると
ルーピンはその華奢な身体を優しく抱きしめた
鼻を掠める金木犀と、アルコールの香り
「A、随分と飲んだみたいだね
凄く、アルコールの匂いがするよ。」
「やだ、臭い？」
「まさか。」
ルーピンはAの唇に軽く
触れるだけのキスを落とすと
その頭を撫でてやった
「んー、もっとー、」
「ん？何がだい？」
彼女が言おうとしていることは
分かっていたが、態と意地悪をしてみる
「だから、もっとちゅーして、」
唇を尖らせて無意識な上目遣いの彼女
上気した頬と、とろんとしたその瞳に
ルーピンの鼓動が早くなる
「どうしようかな。」
「意地悪…」
Aはルーピンのネクタイを引っ張ると
半ば強引にその唇を奪った
Aの舌が口内に侵入しようとした時
ルーピンは何事も無かったかのように唇を離す
「意地悪しないで、」
泣きそうな顔のAが可愛くて可愛くて
ルーピンはその頬を指でなぞった
「じゃあここで君にクイズを出そう。」
「えー、何？」
「君の一番好きな人は誰でしょう？」
「リーマス」
「君の恋人は？」
「リーマス」
「君が甘えたくてたまらないのは？」
「リーマス」
「＿＿君が今抱かれたいのは？」
突然耳元で響いた掠れた声音に
Aの身体は飛び跳ねた
「答えて、A。」
ルーピンは顔を真っ赤にして
そっぽを向いてしまったAの顔を
その大きな手で包むと自分の方を向かせる
「.......リーマス」
「よくできました。」
Aがポツリと呟いたのと同時に
ルーピンはその唇を奪った
どんどんと深くなっていくキスと
お互いの口から漏れる甘い吐息
「や、だあ、」
「やだじゃない、君に拒否権なんかないよ。」
ルーピンはもう一度Aの耳元で囁くと
そのまま、その華奢な身体を
ソファに押し倒した
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usagi(プロフ) - ひよりさん» ここまで御付き合い頂き有難う御座います、次章更新まで暫くお待ち下さい：) (2019年11月17日 22時) (
レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - たくさんの更新嬉しいです(^ ^)甘々も最高でしたが次章からも楽しみです！ (2019年11月17日 20時) (レス) id: fc06e52f97 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - no nonさん» 嬉しいです、有難う御座います！今後も御付き合い頂けると幸いです：) (2019年11月17日 10時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
no non(プロフ) - このお話を最近から読み始めたのですが…ホントに面白いです。今までの伏線からどのような展開になっていくのか…気になって気になって仕方ないです。更新楽しみにしてます(*´`*) (2019年11月17日 8時) (レス) id: de80b1f653 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2019年11月16日 0時
