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「どう、したの？」
「ああ、なんでもないよ。
＿＿さあ、皆
今日の授業はここまでだ
まね妖怪について、
しっかり復習しておくように。」
ルーピンは何事も無かったかのように
すぐにくたびれた笑みを浮かべた
そしてまだ''本物の人魚が見れた！''と
騒ぎ立てる生徒達に解散を告げる
「じゃあねロジャー、
あの貴婦人、見事だったわよ」
「でも、そのお陰で
次からスネイプ先生を見ても
あの姿が頭を過って笑ってしまうかも.......」
「いいのよ、それで」
Aは肩を竦めたロジャーの背を叩くと
去っていくその後ろ姿を見送った
監督生であり、優秀でありながら、
スネイプが怖いとはなんとも意外である
「まさかネビル以外にもボガートを
セブの姿に変える生徒がいるなんてね、
＿＿＿＿リーマス？」
「.......あ、ああ、そうだね。」
ルーピンは箪笥をじっと見つめて
何かを考え込んでいたようだった
Aはその後ろ姿に
歩み寄ると、彼の頼りげのない背に
そっと顔を寄せ腕を回す
「何を、考えてるの？」
「.......何も。」
「貴方は嘘が下手ね、」
急に、ルーピンがその身体を回転させ
気付けば、背に埋めていたはずの
Aの顔は、彼の胸に埋められていた
背中に回されたその腕に
いつもよりも強く力がこもる
「今日、見た事は忘れるんだ、
ボガートだって混乱することはあるからね。
私はボガートがまさにその過ちを＿＿」
「半身ナメクジね、それもう何百回も
聞いた気がするんだけど？」
そう、これはボガートの説明をする時に
必ずルーピンがする話なのだが
これがどうにも、ウケが悪く
彼がこの話をする度に
教室中に乾いた笑いが広がるのだ
「私的には、面白い話なんだが…。」
「んー、やめといた方がいいと思う」
Aは肩を竦めたルーピンを見上げた
彼はいつもと変わらない
くたびれた笑みを浮かべて
こちらをじっと見る
「これから何するんだい？」
「貴方と一緒に居る」
「満点の回答だね。」
ルーピンはAの頭を撫でると
そっと、その唇にキスを落とした
立ったままキスをすると
必然的に背の高い彼は屈むことになるので
苦しくないのだろうか、とも考えたが
今は、大人しく、彼に甘えていよう
Aはそう、思ったのだった
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usagi(プロフ) - ひよりさん» ここまで御付き合い頂き有難う御座います、次章更新まで暫くお待ち下さい：) (2019年11月17日 22時) (
レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - たくさんの更新嬉しいです(^ ^)甘々も最高でしたが次章からも楽しみです！ (2019年11月17日 20時) (レス) id: fc06e52f97 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - no nonさん» 嬉しいです、有難う御座います！今後も御付き合い頂けると幸いです：) (2019年11月17日 10時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
no non(プロフ) - このお話を最近から読み始めたのですが…ホントに面白いです。今までの伏線からどのような展開になっていくのか…気になって気になって仕方ないです。更新楽しみにしてます(*´`*) (2019年11月17日 8時) (レス) id: de80b1f653 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2019年11月16日 0時
