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次の日の夜
何とかレポートを仕上げた私は
スネイプの部屋の前へやって来ていた
ここまでの道のりは何度来ても気分が悪い
それに妙に薄暗くて気味が悪くて落ち着かない
さっさとレポートを渡して帰ろう、そう思った
扉を2.3回ノックすると中から
真っ黒な育ちすぎた蝙蝠が出てくる
「先生、レポートの提出に来ました
それから…」
顔を上げスネイプの顔を見る
なんだ、とその眉が上がった
「失礼な態度をとってすみませんでした、
以後、気を付けます」
「その言葉何度目だ、全く信用ならんな。」
ふっ、と鼻で笑うなりレポートを取り上げる
おっしゃる通りです、と私は肩を竦めた
「今回は本気で思ってます。あ、いや今までが
本気じゃ無かったとかそんなんじゃなくて、
いや、その＿＿」
「もういい、部屋に戻れ。
それとも＿＿まだ罰則をお望みかね？」
「と、とんでもないです
部屋に戻ります」
これ以上レポートを増やされては困ると
Aは軽く頭を下げそそくさと
来た道を引き返して行った
ふわりと香るシャンプーの香りに
これはなんの香りだろうかと
スネイプは顔を顰めた
甘い香りは得意ではないのだが
この匂いは不思議と嫌いではない
彼女の持ってきた羊皮紙に目を落とせば
そこには可愛らしい字が並んでいる
そして、見やすく、分かりやすい
ただ教科書の言葉を羅列しているのではなく
分かりやすい言葉に書き換えたり
書き方を工夫したり
これが出来るのに何故魔法薬の調合は
出来ないのだろうか、
授業中の彼女の態度は目に余るものがあるが
何だかんだできちんと罰則をこなすので
やれば出来る子なのだろうと
スネイプは予想していた
一通り彼女の書いたレポートに目を通し
暫く考え込んだあと
その右上に
'' E ─ 期待以上 ''
と記録したのであった
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しょこら(プロフ) - はじめまして！素敵な作品すぎてコメントさせていただきます！本当にこの作品大好きで何回も読ませてもらってます！ちなみに今から4回目行ってきます！笑どのキャラの心境も繊細に書かれていて見る度惹き込まれます…これからもusagiさんの作品楽しみにしています！ (2022年1月24日 23時) (
レス) id: a91831a4da (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - 拙さん» そう言っていただけて、嬉しいです！これからも御付き合い頂けると嬉しいです:) (2019年12月8日 17時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
拙 - こういうの凄く好きです。色々な人の心情が分かって面白いです。ルーピンもスネイプも大好きなので本当にありがとうございますｍ(｡≧Д≦｡)ｍ (2019年12月8日 15時) (レス) id: c3f8edfab8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2019年10月26日 14時
