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長テーブルに座り、新入生の顔を眺めていた時
グリフィンドールのテーブルに座る
1人の生徒が目に入った
ブラウン、赤毛、ブロンド、
色鮮やかな色が並ぶ中
その中にぽつんと混ざった
全てを塗りつぶすような黒
ああ、アイツかと顔を顰める。
彼女はA・アローズ
グリフィンドールの6年生
東洋出身で、切れ長の目が特徴的だ
笑うと弧を描くその目は
何故か不思議な魅力を持っていて
特別美人という訳ではないが
何故か惹かれると、生徒達が話していた。
その人気は生徒からだけでなく教師陣までもだ
聞くところによると彼女は
殆どの授業を寝ていて
全く話を聞いていない為
罰則こそ食らうものの
何故か、憎めないらしい
特にアルバス・ダンブルドア
ホグワーツ魔法魔術学校の校長は
入学当初から彼女を気に入っていて
良く校長室に招いてはお茶会をしている。
全くだ、とスネイプは思った
彼女の魔法薬学の成績は絶望的で
何故ここまで上がってこれたのか分からない程
簡単な薬1つ調合すらできず
何度罰則を食らわせても
懲りずに毎度のように授業中に何か事件を起こす
他の教師陣が彼女をそこまで
可愛がる理由が分からないのだ。
そんな事を思いながら眺めていると
ミス・グレンジャーと二人で
此方を見て何やら話をしていた
多方、悪口でも言っているのだろう
眉間に皺が寄るのが分かった。
此処の生徒の大半は
自分と目が合えば慌てたように逸らし
授業中薬の出来を見に隣へ行けば
分かりやすく手を震わせる
何がそんなに恐ろしいのか、と
理由が分からないスネイプ
その眉間には更に皺が刻まれていて
まるで睨んでいるような表情になる
そんなスネイプに気付いた彼女達は
慌てたように視線を逸らしていた。
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しょこら(プロフ) - はじめまして！素敵な作品すぎてコメントさせていただきます！本当にこの作品大好きで何回も読ませてもらってます！ちなみに今から4回目行ってきます！笑どのキャラの心境も繊細に書かれていて見る度惹き込まれます…これからもusagiさんの作品楽しみにしています！ (2022年1月24日 23時) (
レス) id: a91831a4da (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - 拙さん» そう言っていただけて、嬉しいです！これからも御付き合い頂けると嬉しいです:) (2019年12月8日 17時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
拙 - こういうの凄く好きです。色々な人の心情が分かって面白いです。ルーピンもスネイプも大好きなので本当にありがとうございますｍ(｡≧Д≦｡)ｍ (2019年12月8日 15時) (レス) id: c3f8edfab8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2019年10月26日 14時
