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「.......えっと、今、なんて？」
「クリスマスプレゼントだ、何が欲しい。」
「んー、魔法薬学の成績Oにしてください」
少しからかってやろうと
すました顔でそんなことを言ってみれば
目の前で思いっきり噎せたスネイプ
珍しく同様しているようだ
してやったり、とAはその唇の端を上げた
「巫山戯るな。我輩は真面目に聞いている。」
「そうですね、特に......
そのお気持ちだけで十分です」
そうか、とスネイプは再びカップに口を付けた
全くどういうつもりなのだろうか
プレゼントに'' Oをくれ '' だなんて
スネイプは目の前でクッキーを食べる
Aを見て思った
しかしよく見れば、特別美人な訳ではないが
彼女の顔はバランスが取れている
唇の端についたクッキーのカスを
そのピンク色の可愛らしい舌が舐めとる
その一連の動作が妙に色っぽくて
その唇を塞げばどんな反応をするのだろう
その唇からどんな声が漏れるのだろう
考えると止まらないのが男というものである
生徒相手に何を考えているんだと
スネイプは自分に呆れ溜息を零した。
「スネイプ先生、私、そろそろ失礼しますね」
ああ、とスネイプは
部屋を出ていくその後ろ姿を見つめた
また明日もこの部屋に来るのだろうかと
そんな淡い期待を抱きつつ
いつの間にか、彼女がこの部屋に訪れるのを
待っている自分が居ることに
スネイプ自身が1番驚いていた
部屋に残った彼女のシャンプーの匂いが鼻を掠める
その心地良い甘さにスネイプは
そっと目を閉じたのだった
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しょこら(プロフ) - はじめまして！素敵な作品すぎてコメントさせていただきます！本当にこの作品大好きで何回も読ませてもらってます！ちなみに今から4回目行ってきます！笑どのキャラの心境も繊細に書かれていて見る度惹き込まれます…これからもusagiさんの作品楽しみにしています！ (2022年1月24日 23時) (
レス) id: a91831a4da (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - 拙さん» そう言っていただけて、嬉しいです！これからも御付き合い頂けると嬉しいです:) (2019年12月8日 17時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
拙 - こういうの凄く好きです。色々な人の心情が分かって面白いです。ルーピンもスネイプも大好きなので本当にありがとうございますｍ(｡≧Д≦｡)ｍ (2019年12月8日 15時) (レス) id: c3f8edfab8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2019年10月26日 14時
