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──9月1日
「あ〜また勉強に追われる毎日が始まっちゃう…」
「何言ってるのA、来年の学期末は
N.E.W.Tがあるのよ？ちゃんと勉強しなきゃ！」
私、A・アローズは
現在ホグワーツ魔法魔術学校の6年生で
得意教科は天文学
苦手教科は魔法薬学である
親友のハーマイオニーとは
入学当時から仲が良く、彼女のお陰で
これまでの成績を保っていると言っても
過言ではない、と思う
何せ私は彼女とは違いろくに魔法が使えないし
授業もほぼほぼ寝ていて罰則は日常茶飯だし
なんなら…イタズラしてる方が楽しいし。
「貴方将来どうするつもりなの？」
「え、パン屋さんとか？」
私の言葉に呆れたように溜息をつく彼女は
マグル生まれなのに素晴らしく賢い
先生達からの信頼も厚いので
私の世話を無理矢理押し付けられているようで、
「もうちょっと真剣に将来考えなさいよ
それに魔法薬学もう少し力入れて勉強しないと…」
「ごめん、私魔法薬学だけはどうしても
好きになれない。眠いし、退屈だし、それに…」
(先生めちゃくちゃ嫌いだし)
魔法薬学の担当教員である
'' セブルス・スネイプ '' は
スリザリンの寮監であり自寮贔屓の
最低最悪な陰険教師である
授業内容もとてもハードで
できない人は徹底的に置いていき
少しでも調合を間違えば
鬼のように点数を引かれ
とにかく何かある度に減点、減点、減点
「お願いだからこれ以上
グリフィンドールから点数を減らさないで。」
どうやら本気らしい、と
怒る彼女の表情を見て思った
魔法薬学の授業で減点を食らうのは
大体私かネビル・ロングボトム
中でもネビルは何故かスネイプに目を付けられていて
ことある事にいじめられているので見ていられない
「待ってハーマイオニー、
スネイプと目が合った…
めっちゃこっち睨んでる…」
「貴方がジロジロ見るからでしょ？！」
Aは長テーブルに座るスネイプから目を逸らす
あの眉間に刻まれたままの皺も
いつも機嫌が悪そうな仏頂面も
全部、全部、苦手だ
思わず小さく零した溜息は
誰にも気付かれゆらゆらと消えていった
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しょこら(プロフ) - はじめまして！素敵な作品すぎてコメントさせていただきます！本当にこの作品大好きで何回も読ませてもらってます！ちなみに今から4回目行ってきます！笑どのキャラの心境も繊細に書かれていて見る度惹き込まれます…これからもusagiさんの作品楽しみにしています！ (2022年1月24日 23時) (
レス) id: a91831a4da (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - 拙さん» そう言っていただけて、嬉しいです！これからも御付き合い頂けると嬉しいです:) (2019年12月8日 17時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
拙 - こういうの凄く好きです。色々な人の心情が分かって面白いです。ルーピンもスネイプも大好きなので本当にありがとうございますｍ(｡≧Д≦｡)ｍ (2019年12月8日 15時) (レス) id: c3f8edfab8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2019年10月26日 14時
