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24話 ページ27

まだまだ懐かしい夢は、続いていく。

♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯
数ヵ月が経ち、Aの敬語も外れ、俺は小鳥遊からAと呼ぶようになった。

『高橋くん!ごはん食べよ!』

昼休みになるなり腕を引かれた。慌てて荷物をもって教室から出る。

うらた「相変わらず人来ないよな、ここ」

『見つけにくいもんね』

広い敷地の外れにある小さな東屋。自販機や植木のさらに奥にあるからか、なかなか他の人はやってこなかった。

『教室からも意外と近いし結構便利かも』

うらた「密会とか?」

『密会じゃないし。お昼寝とか読書とか、静かなところの方がいいじゃん?』

うらた「あぁ、そう言うことか。…………あ、そうだ」

1つだけ、気になることがある。

うらた「俺のこと、いつまで苗字で呼ぶわけ?」

『え、それはちょっと恥ずかしい』

5限が始まるまではまだ余裕はある。

うらた「名前で呼ぶまでお前の昼飯没収ー」

『ちょ、待ってよ私お腹空いてるの!』

うらた「すぐに呼べばすぐに返すけど?」

昼飯を取り上げると少し悲しそうな顔をした。………不覚にも可愛いと思った。

『わ、わた、………………無理だよ!』

うらた「早くしないと時間なくなるけど?」

『いじわる!』

うらた「ちなみに俺も食べないから。呼ぶまで」

最悪2人で飯抜きだな、と言うとなぜか慌て出した。

『………………………わっくん。これで勘弁して』

うらた「あだ名?」

『そう。名前呼びなんてしたことないから恥ずかしくて無理』

尋常じゃないくらいに顔を赤くさせている彼女を見て、今度は鼓動が高鳴っていた。

『あだ名もダメって言ってないからお昼返してよ、…………わっくん』

うらた「ん」

さっきも可愛いって思ってたけどこいつってこんなに可愛いやつだったっけ。そんなことを考えながら惣菜パンを食べる。いつも食べているはずなのに、今日はなぜか味がしなかった。



これが、恋におちた瞬間だった。

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レイナ(プロフ) - Leilさん» コメントありがとうございます!うちのうらたさんはツンとデレの割合がバグってるのでデレのほうが多いですね笑更新頑張りますね! (2020年6月6日 14時) (レス) id: 7097d7d88f (このIDを非表示/違反報告)
レイナ(プロフ) - 澪さん» コメントありがとうございます!おそまつさまです。これからも頑張りますね! (2020年6月6日 14時) (レス) id: 7097d7d88f (このIDを非表示/違反報告)
レイナ(プロフ) - 華美さん» コメントありがとうございます!彼氏にこんなふうに溺愛されたいものですね…… (2020年6月6日 14時) (レス) id: 7097d7d88f (このIDを非表示/違反報告)
Leil(プロフ) - ツンデレたぬきじゃない!デレデレや可愛い!って悶えましたw更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2020年6月5日 21時) (レス) id: e133e36e15 (このIDを非表示/違反報告)
- ごちそうさまです。うふふってなりました。すごく面白かったです!頑張ってください!応援してます! (2020年6月5日 19時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レイナ | 作者ホームページ:レイナ  
作成日時:2020年5月12日 19時

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