有名イラストレーターは俺の嫁。【urt】

19話 ページ21

二人をリビングに通して、私とスイちゃん(ことちゃん、スイちゃん呼びになった)、わっくんとセンラくんが向かい合う形で席につく。

『スイちゃんの服って全部センラくんが買ったの？』

スイ「せやで。上から下まで全部センラが買ってくれてん。しかもな、段ボールいっぱいで届いた時はほんまにビックリしたわ」

センラ「推しのためなら何でも買うのがヲタクの性分やからな」

うらた「うわきも」

センラ「うらたん？！」

『………スイちゃん愛されてるね』

スイ「んー、ちょっと愛が重いねんけどな」

困ったように、でも満更でもなさそうに笑うスイちゃんを見て、楽しそうだなと思う。

スイ「そんで？ことちゃんは何かエピソードないん？」

『結構甘やかされてる気がするかも』

スイ「それはお互い一緒やな」

『そうだね』

お互いに絵を描いたりするので使ってるソフトウェアや最近何を描いたかなどを言い合った。



・



女子二人がAの部屋に行ったのを見送ってからセンラがこんなことを聞いてきた。

センラ「なぁうらたん」

うらた「ん？」

センラ「自分の彼女……まぁうらたんの場合は嫁やけど、が、自分の色に染まってたらどう思う？」

うらた「嬉しい気持ちはあるけど、何とも言えない気持ちにはなるな」

センラみたいに服は買わないし、買ってもアクセや小物系。特に髪飾り。だけど本人が自分で買ってくることが多いので俺が買い与えたのはほんの一部。

センラ「俺な、スイが喜んでるのを見るのが好きなんよ」

たまに引かれるけどな、と笑って付け足すセンラの目付きは柔らかい。

うらた「センラの気持ちも分からなくはないけど、俺的にはさ、俺のために頑張ってるのを見るのがすっげえ嬉しい」

センラ「ちなみに今日の髪飾りは？」

うらた「俺が去年の誕生日にあげたやつ」

センラ「しっかり貢いでますやん」

うらた「…………お前ほどじゃねーけどな」





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めえちゃんのお宅のスイちゃんをお借りしました！水仙本当に尊いので皆さん見てください！

TOな彼氏【センラ】

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