【アリババ】甘酸っぱいレモンのような、短編集【マギ】 (ページ3)

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【学パロ】勿体ないページ3

…今日は雨。

なのに…

あ「傘…ない」

あぁ…仲良い子がいない。

走って帰るか。

ダッ

――

あ「はぁ…」

びしょ濡れ。

あと、家まで15分はあるのに…

？「Aおねえさん？！」
？「…え」

！

あ「アラジンくん…とアリババくん。」

二人ともびっくりしてる。

アリババくんは私の彼氏だ。

アリ「どうしたんだよ」
あ「傘忘れて」
アラ「えっ！？風邪引いちゃうよ！」

それは承知。

アリ「…っ！…A、俺の傘入れ！」

ぐいっ

あ「い、いいよ…別に今頃…」
アリ「ダメだ。」
アラ「そうだよー」

優しいなぁ…

あ「アラジンくん…優しいねぇ」
アリ「Σ」
あ「…アリババくんも//」
アリ「…サンキュ//」
アラ「…それじゃ、僕は退散だね。バイバーイ！」

え

あ「バイバイ…！」
アリ「…じゃあなアラジン！」

…

あ「邪魔だった？」
アリ「いや…アラジンも気ぃ遣ったんだろ。」

…そうなんだ？

あ「…くしゅっ…ぅう」
アリ「…A、大丈夫か？」

寒いっ

あ「…うぅ」
アリ「…あ…のさ、家あがってけ。お前ん家、遠いだろ？」

！

あ「…ありがとう…ぅう…」

何気にアリババくんの家行ったことないや

アリ「…ん…ここな。入れ」
あ「うん。」

広くないけど狭くない。

普通だなぁ…

～～

あ「ぉじゃましまーす//」
アリ「おう」

アリババくん、家族いないんだっけ？

じゃ、今、二人？

バサッ

Σ
あ「…あ」

タオル

アリ「風邪ひくからな、吹いとけ。…な」
あ「ありがとう…///」

あ、アリババくんの匂い…っ…すみませんでした。

アリ「…なんだぁ？A、俺のこと意識してんのか？」

ビクゥッ

あ「/////」
アリ「え…冗談なんだけどっ！！？///…ごめん」

…

あ「アリババくん、ありがとう///」
アリ「…いや、別にいい//」

優しい…

アリババくんって心が暖かいよね。

アリ「……かわいぃ…/////」
あ「…え？」

なんだ？

アリ「なっ、なんでもねぇよ！！！///」

焦ってるw

アリ「玄関にいるのはなんだし、あがってけよ。」

あ、まじか。

あ「ありがとう。」
アリ「…さっきから礼ばっかじゃねぇかw」

あ、ホントだ。

あ「…それほど感謝してる。」

私には勿体ない彼氏だな…。

――
―
(！…/////)
(どうしたの？アリババくん。)
(い、いや、今、勿体ない彼氏って…///)
(え///)