裏の一本刀

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こう見えて……

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

ﾂﾝｯ

ｽﾞｯｼｬｧｧｱ

こう見えて……

雁「うあぁーん！宗ちゃーん！！転んだぁあ！」

こ、こう見えて……









瀬田より強い！

彼女の師匠が甲賀忍者であったからだ。

まあ、生まれながらの素質でもある。



改めて、此処は新吉原。

十本刀の一人、方治が
この場所を十本刀の集結地と決めたのである。

瀬田と雲居は、お使いをいいつかった。

方治が、手に負えない奴、の様子を見に、
門のところまで行ったはいいが、遅いからである。

宗「べっこう飴好きですねー、雁さん。」

雁「うん！だって、光に透かすとキラキラして
お星さまとか太陽とか、月みたいでしょ？」

宗「そうですね……確かに綺麗だなあ…」

雁「宗ちゃんわかる人だね！
じゃあ、お使い行こっか！」

宗「はい笑」

そして二人はまた手を繋ぎ、門を目指した。

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