その71 社長は暗黒物質を作る才能がある byかぐや ページ32
トッピングの具材が完成した。
『3人のお皿と、その他のお皿を分けておいたよ。』
「ありがとう! まずは名前がGから始まるアイツの粉をお皿にまんべんなく振りかけて……。」
ヤバい予感がする。
「次に、料理を盛り付けて……。最後に、すりつぶした植物と、焼いた誰かさんのワカメみたいな髪を料理に混ぜれば、完成!!」
『さっき私が見つけた植物も入れた?』
「忘れてた!粉末状にしておいたから、まんべんなく振りかけて……。今度こそ、完成!」
料理はこの世の物とは思えない程カオスなオーラを放っている。
***
挨拶をして、私達は昼食を食べ始めた。
「俺の料理から禍々しいカオスなオーラが出ているんだけど……。」
「俺のもだ……。」
「これは、一体?」
3人が異変に気付き始めた。
「それは私達が作った料理(またの名を暗黒物質)だ。食べられないのか?」
「地位を下げてもいいんだよ?」
美雪と華恋が黒い微笑みを顔に浮かべてそう言うと、3人は慌てて食べ始めた。
「美味しい!!美味しすぎる!」
「美雪様と華恋様の手料理は最高だ!」
「毎日食べたいくらい!」
本当だったらめっちゃマズイはずなんだけどな。
セコム共は味覚まで狂っているのかもしれない。
***
「ご飯美味しかった!」
「ごちそうさまでした!」
「吾琥叙様を連想させる味で、とても美味しかったです。」
マジか。完食しちゃったよ。
美雪と華恋の圧のおかげもあるかもしれないが、それにしても満面の笑みを浮かべての完食って……。
***
「あれ?芽依が包丁持って黒笑浮かべながらこっちに向かって歩いてくるんだけど。」
蒼、お前が見ているのは幻覚だ。
実際の私は、お前のこめかみにそこで拾ったおもちゃのピストルを突き付けて脅迫しているんだよ。
「吾琥叙様が叫びながらドラミングしている!」
「おかしいな。吾琥叙様が999999人いるぞ!」
3人ともおかしな幻覚を見ながら気絶してしまった。
『効果はあったみたいだね。』
「と、とにかくあのトッピングをすると、カオスな幻覚が見えることがわかったぜ!」
社長は思いもよらない結果に慌てふためいている。
「流石社長。暗黒物質を作る才能があるね!」
結菜は社長を褒めた。社長は喜んでいる。
だが私は一つ思った事があった。
『その才能、いらない気が……。』
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yui(プロフ) - テストの順位がうんこでコロナとインフルダブルでかかったけどこの作品のお陰で涙出るまで笑いました。ありがとうございます。 (9月23日 22時) (レス) @page18 id: 64bb273341 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - 「蒼」の読みは「そう」です。コメントに気づかなくて返信が遅くなりました。申し訳ありませんm(__)m (2022年12月25日 14時) (レス) id: 3f4c27677a (このIDを非表示/違反報告)
来望 - 蒼って、読み方あおですか?それともあおいですか?? (2022年10月25日 19時) (レス) @page32 id: 7b9c6e724b (このIDを非表示/違反報告)
来望 - 蒼って、読み方あおですか?それともあおいですか? (2022年10月25日 19時) (レス) @page32 id: 7b9c6e724b (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - ピノさん» ちなみに、乾燥ワカメヘアー=アフロヘア―www (2022年1月19日 16時) (レス) id: d623c1ac50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅葉姫 | 作成日時:2021年11月11日 17時