似たもの同士14 ページ15
カタカタ、と私はタイピングをする。
だけど、先刻から
耶泉(視線がいてえ・・・)
それはそうか。
百人長が下級構成員のいる中で、仕事をするなんて普通はありえない、が。
私はあの野郎(中也)にPCをぶっ壊されて、現在仕入れ中だ。
とりあえず、彼奴が全て悪い。
耶泉「・・・よし、出来た」
データを私の頭の中に入れる。
耶泉「異能力[通者人]」
通者人は、昔・・・と云うほどでもない前、戦った異能力者の異能力。
勿論殺してある。
この効果は、PCなどのデータを頭の中に移し、USBなどに、容量さえあれば自由に移したり出来る。
こういう資料のときは便利な異能だ。
次は・・・資料の確認と纏めか。
部屋に戻ると、黒服達が礼をする。
一番奥のデスクには、沢山の資料が積んである。
耶泉「・・・うわ、山じゃねえか」
椅子に座り、資料に目を通す。
そこから何分かもしれないし、何十分かもしれない。
耶泉「・・・ん?」
一つの資料を手に取り、固まる。
耶泉「黒蜥蜴が探偵社に乗り込む許可?」
・・・なんでだ?
多分、樋口あたりだが、なん・・・あ。芥川か。
芥川が探偵ごときに屈するなど、なんてこと考えたのだろう。
耶泉「・・・うん、突入させるか」
一回樋口に面子を折られた方がいい。
探偵社の厄介さ、身を持って知ってもらったほうが早い。
耶泉「・・・悪ィな、黒蜥蜴」
樋口だけじゃなく、手前らの面子も折られちまうかもしれない。
まあ、ここで彼奴らにも身を持って知ってもらうか。
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ちーずかまぼこ - はらさん» ご指摘ありがとうございます。完全に忘れていました・・・ (2018年4月16日 17時) (レス) id: 087d05ee77 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグ外し忘れていますよー違反行為なのでちゃんと外して下さいねー (2018年4月16日 7時) (レス) id: cafe052365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たっぷりたらこ | 作成日時:2018年4月15日 23時