第２話 私なんかでいいのなら ページ4
「到着しましたよ」
恐る恐る目を開くと……シャンデリア…？
なんだか煌びやかな場所に居る。
目の前には、身長２mは余裕でありそうな、スキンヘッドで角の生えたおじいさんと、
アホ毛が可愛らしい青髪の男の子が。
何故か二人とも固まっている。
…メデューサでも居るのか？
「急に居なくなったと思ったら！オペラ何してたの？！」
びっくりした、突然大きな声出さないでほしいです。
「その女の子誰ですか？！」
この男の子も悪魔なのかな？
「人間の女の子を連れて来るなんて何してるのさオペラ〜！！」
「止めたのですが…あと、理事長にだけは言われたくないです」
おじいさんはオペラさんの肩を掴んでガクガクと揺さぶっている。
目回りそう。
素でスルーしていたけれど、オペラさんがいつの間にか人の姿になっている。
茜色の髪を後ろで三つ編みにして、執事の様な服を身に纏っている。
中性的な、素敵な容姿。所謂イケメンと言うやつでしょうか。
でも猫耳と尻尾はあるんですね。可愛いです。
おっと、それは一旦置いといて。
『あ、あのっ、私が連れて行ってほしいってお願いしたんです！』
だからあんまり揺さぶらないであげて下さい！
首取れそうで怖いので…！
『それに、オペラさんに連れて来て貰わなくても、
明日には両親に売られて魔界に来てたと思います』
途端、辺りがシンと静まり返る。
あれ、私何かまずい事言ったかな…？
「君、名前は？」
沈黙を破ったのはおじいさん。
私の名前？
『えっと…有花です…』
「そっか、いい名前だねぇ」
初めて言われた、そんなこと。
ちょっと嬉しいかも…
「突然なんだけど、有花ちゃん」
おじいさんはこちらに歩いて来ると、私の手を取って言った。
「我輩の孫になってくれないか？」
『まっ、孫？！』
私が？！良いのでしょうか…
そして本当に突然だな。皆驚いてるじゃないですか。
「いやぁ〜実は女の子も欲しかったんだよねぇ。
欲しい物は何でも買ってあげるよ？フリッフリな可愛い服とか買う？」
『いや、フリッフリな服は結構です』
魔術なのか、どこからともなく現れたレース、リボン、フリル
てんこ盛りのドレスを見て、思わず即答する。
流石にその服は恥ずかしいし動き辛い。
『でも…』
孫になるのは、悪くない。
『私でいいなら…孫になってもいいですよ…？』
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繰莉 - 私が使っているPSvitaの調子が悪いのか、何故かこの作品だけ更新出来ない状態です。仕方ないのでvitaの調子が戻るまで更新停止です…（・ω・`） (2020年12月2日 21時) (
レス) id: dbdea8e05b (このIDを非表示/違反報告)
繰莉 - 嘘つきピエロさん» (＊´∇`)ﾉありがとうございます〜！ 魔入間知ってたんですねぇ。更新頑張りますね！ (2020年11月5日 18時) (レス) id: dbdea8e05b (このIDを非表示/違反報告)
嘘つきピエロ - オペラさん落ち、最高ですねぇ♪僕もオペラさん大好きなので、めっちゃ嬉しいです！更新、無理のない程度に頑張って下さい！ (2020年11月3日 22時) (レス) id: f059c2a2b0 (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう(プロフ) - 繰莉さん» 登録ありがとうございます！面白かったです((ﾊｱﾄ (2020年10月17日 15時) (レス) id: 0a870a00f2 (このIDを非表示/違反報告)
繰莉 - もちもちクッションさん» ありがと〜♪ほどほどに頑張るわ（^^＊） (2020年10月4日 0時) (レス) id: dbdea8e05b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：繰莉 | 作成日時：2020年10月2日 23時
