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…うん。普通においしかった。
見た目はちょっとアレだけど、
人間界で食べていたご飯の数倍おいしく感じる。
皆と一緒だからかな？
皆で食べるご飯はおいしいっていうもんね。
「オペラさん、おかわりください！」
『入間君…よく食べるねぇ』
まだ食べ始めて少ししか経っていないのに、
入間君はあっという間に平らげておかわりを頼んでいる。
小柄な体のどこにあんな量入るんだ。
胃袋の中にブラックホールがあるとしか思えない。
「オペラさんのご飯はおいしいから、つい食べ過ぎちゃうんだよね」
入間君はパスタみたいな料理が山のように盛られたお皿を受け取ると、
驚異のスピードで食べ始めた。
やっぱ中にブラックホールあるでしょ。
『この量を毎日作ってるなんて、オペラさん凄いですね。大変じゃないですか？』
こんなにいろいろな料理を作れるなんて、尊敬します。
「それほど大変では無いですよ。
入間様がとても美味しそうに食べて下さるので、作り甲斐があります」
そっか、たしかに入間君、すごくおいしそうに食べてるもんな。
私もこの嬉しそうな顔を見たら、大変さとか疲れとか吹き飛びそうな気がするよ。
「お口に合いましたか？」
『はい、とってもおいしいです。今まで食べた料理の中で、一番！』
「おや、嬉しい事を言ってくれますね」
オペラさんの猫耳がピンと立つ。これって、喜んでる？
なるほど、感情はあの猫耳で見分ければいいのか。
分かりにくいようで分かりやすいですね。
よく見てみれば、尻尾も嬉しげに左右にゆらゆらと振れている。
わぁ、可愛い。
◆◇◆
「有花様、お鞄を」
『あ、ありがとうございます』
ついに学校へ行く時が…！
昨夜あれだけ楽しみにしていたというのに、いざその時が来ると緊張するものだ。
オペラさんから鞄を受け取り、持ち手をぎゅっと握り締める。
…怖くなってきた。
人間だとバレたら食べられてしまうかもしれない。
元々喰われる覚悟で魔界に来たため、それは別に怖くないのだが…
人の視線が怖いというか…
年の近い人と関わるのが怖いというか…
「どうかなさいましたか？」
『あっ、いえ、大丈夫です、何でもないです』
心配を掛けまいと、慌てて誤魔化す。
大丈夫、大丈夫……
「本当に？」
『すみません嘘つきました。学校行くの、怖いです…』
第５話 友達百人できるかな (笑)→←第４話 いつもと違う朝
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繰莉 - 私が使っているPSvitaの調子が悪いのか、何故かこの作品だけ更新出来ない状態です。仕方ないのでvitaの調子が戻るまで更新停止です…（・ω・`） (2020年12月2日 21時) (
レス) id: dbdea8e05b (このIDを非表示/違反報告)
繰莉 - 嘘つきピエロさん» (＊´∇`)ﾉありがとうございます〜！ 魔入間知ってたんですねぇ。更新頑張りますね！ (2020年11月5日 18時) (レス) id: dbdea8e05b (このIDを非表示/違反報告)
嘘つきピエロ - オペラさん落ち、最高ですねぇ♪僕もオペラさん大好きなので、めっちゃ嬉しいです！更新、無理のない程度に頑張って下さい！ (2020年11月3日 22時) (レス) id: f059c2a2b0 (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう(プロフ) - 繰莉さん» 登録ありがとうございます！面白かったです((ﾊｱﾄ (2020年10月17日 15時) (レス) id: 0a870a00f2 (このIDを非表示/違反報告)
繰莉 - もちもちクッションさん» ありがと〜♪ほどほどに頑張るわ（^^＊） (2020年10月4日 0時) (レス) id: dbdea8e05b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：繰莉 | 作成日時：2020年10月2日 23時
