検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:28,706 hit

鎖の音 ページ5

芥川side


「...芥川か、遅かったな」



「...中也さん、無事でしたか!」


近くの木に暇そうにもたれかかって僕の方を見た中也さんを見て思わず安堵の息が漏れた





...まぁマフィアの幹部であろう人が崖から落ちた位では死 なないだろうが...


「なァ芥川...あの建物怪しいと思わねぇか?」




中也さんが指差す方を見るとコンクリート造りの建物が周りの草木に隠れるようにして立っていた



「....確かに怪しいです。あそこに【悪魔の巫女】が居るのでしょうか」

僕が問うと中也さんは「さぁな...とにかく入ってみようぜ」と建物に足を向けた


僕もそのあとに続いた









建物の中は薄暗くじめじめしていた


「...うっわぁ...薄気味悪りぃ所だな」

と前を歩いている中也さんが言った


声のトーンからして大方顔をしかめているのだろう


建物の中は一つの大きな部屋になっていて窓が一つとしてない

何故こんなところにこんな建物が...





と、其処で僕は考える事を中断する

突然前を歩く中也さんが歩みを止めたからだ



それと同時に入り口の方から何かが聞こえてきた

ラ...ジャ


僕と中也さんはその方向を隙無く睨み付けた



次第に音が大きくなっていく



ジャラ...ジャラ



鎖を引きずる音?





「...鎖?」
どうやら中也さんも同じ事を考えた様で驚きの声をあげる



「...誰だてめえは」


と中也さんが未だ見えない鎖の持ち主に尋ねた



すると鎖の音がピタリと止んだ



しばらくの沈黙の後
『.....答える必要は無い』


と鈴の様な声が返ってきた





「じゃあ質問を変えるぜ...手前が【悪魔の巫女】か?」



中也さんがそう言った瞬間声の主が『...うっ』と苦しそうな声を出した





「....やっぱりか、芥川こいつを連れて帰るぞ」


中也さんが言って声の主に近づいた


『っ!来ないでっ!!』



その言葉と同時に声の主が入り口の方に走り出した

大鎌→←羞恥心


ラッキーアイテム

ドレス

ラッキーカラー


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (48 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
78人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - ひどいwwwwww (2017年9月17日 18時) (レス) id: 7ce136ab98 (このIDを非表示/違反報告)
- 文が壊れた(・_・) (2017年9月17日 16時) (レス) id: 19737264b4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 亮さん» ははっ、僕(ピー)マウスだよ!((( (2017年9月12日 21時) (レス) id: 7ce136ab98 (このIDを非表示/違反報告)
- ははは (2017年9月12日 15時) (レス) id: 19737264b4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 亮さん» 何じゃそのかおwwつかマジでメールしてきて驚きだったww (2017年9月11日 19時) (レス) id: 7ce136ab98 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2016年11月6日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。