十二話 ページ13
*
暫くして2人はソファーに座りながらお菓子を食べていた
「これおいしい!!」
私に見せてきたのは綿菓子だった。精一杯口を開けてもぐもぐする姿はまるでリスの様だ
「良かったねA」
「うん!!にいしゃんもたべる?」
小さな手の中にある綿菓子を私に差し出してきた。あれ?綿菓子は手で掴むものだっけ?
「貰おうかな」
そう云うとAは嬉しそうな顔をして私の口元まで手を持ってきた
私は特に何も考えずAの手首を掴んで指ごと綿菓子を口に含んだ
ゆっくり指を口から抜いてAの顔を見てみる
びっくりしたようで目をパチパチさせてこちらを見ているAと目があった
「にいしゃんおいしかった?」
「ああ、美味しかったよ」
「もっとたべりゅ!?」
「いや、もう大丈夫。少し乱歩さんたちと居てくれるかな?」
「あい!!」
私は少し早歩きで探偵社を出て、裏路地に入った
壁に寄りかかり口元に手をあてる
少し顔が赤くなってる気がした
(何やってるんだ私、あんなに小さな子に…)
しばらくそこから動く事が出来なかった
969人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まっちゃ - すごく面白いです。更新待っています (2021年5月16日 18時) (レス) id: bd6a8b3525 (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - とても面白くて続きが気になります!更新頑張って下さい!(p`・ω・´q) (2019年7月15日 1時) (レス) id: f9572c4e12 (このIDを非表示/違反報告)
悪(プロフ) - 美紀さん» 更新ペースを上げられるように頑張ります (2018年3月1日 17時) (レス) id: 2a0f9d1f23 (このIDを非表示/違反報告)
悪(プロフ) - ちょこれーとさん» ありがとうございます。漫画を無くしておりました←頑張ります (2018年3月1日 17時) (レス) id: 2a0f9d1f23 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 文スト大好きですこの小説最高です (2018年2月27日 19時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:悪 | 作成日時:2016年7月25日 21時