第38話 ページ43
『はははっ・・・アオイってねぇ・・・！そのままじゃん！』
『はー！？そっちこそミドリってそのままじゃん！』
『オレは漢字が凝ってるだろ？』
『ボクだって凝ってますー！』
けらけらと笑いながら話す少女達。
ボーダー以外の人間はこう思うだろう。
(え？知り合い？)
と。
『ま、これからよろしくな。と言っても、数日ぶりだけど』
『こちらこそよろしくだよ。副総統？』
『トップに言われても嬉しくないかなぁ？』
何はともあれ、新しい1日が始まった。
・・・1限目、英語。
――はい暇ー。
ネロはテレパシーで会話を持ち掛ける。
――ねーねー、喋んない？
――ちょうどオレも暇だなと思ってたんだ。
声には出さずテレパシーで話し合っていた。
――でねー、そしたら猫がさー
――何それウケるw
「お、珍しくちゃんと授業を聞いてるな星月。じゃあこの問題を解いてみろー」
――当たってんじゃんwww
――いつも窓の外見てるからなー
『I watch many Greek programs, which helps me speak good Greek.』
直訳で「私はギリシャ語の番組をたくさん見ており、そのことがギリシャ語を上手に話すことに役立っている」になる。
――でさー
――へー、それで？
その後は何もなかったかのように会話した。
チャイムが鳴り、休憩時間に入る。
『あー、さっきは楽しかったねー』
『だなー』
なんて言いながら次の授業をして、また会話に戻る。
「お前、何で今日は窓見てなかったの？」
『あー、テレパシーで話してたからなー』
「テレパシー！？そんなことも出来んのかよ！？」
いつの間にか米屋と出水も加わった。
「あれぇー？みんなしてそんな子と話してどうしたのぉー？」
――キミそんな口調だっけ？
「その子と遊ぶのはやめた方がいいよぉー？」
「あーそれなぁー」
「気持ち悪いしねぇー」
――え、何？その口調伝染病か何かなの？
「お前らな・・・」
「いい加減にしろよ・・・」
「えぇー？本当の事言ってるだけだよぉー？」
「そぉそぉ、2人が騙されてるんだよぉ？」
――何言ってんだろ。
『ふっ、あはははははっ！！！！！』
デンドロが笑い声をあげた。
『えぇ何？いじめ？いじめられてんの！？面白いね総統www』
『でしょー？ボクも最初吃驚してさー』
出水と米屋はこのいじめをものともしない少女達を見て、顔を合わせて笑った。
次の授業で当てられるとも知らずに。
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スイ - チョコさん» 蒼と翆ですか？ (2021年1月10日 19時) (
レス) id: aafce01704 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - 主人公の名前をです！ (2021年1月5日 11時) (レス) id: 0af90dc59f (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - 名前を変換できるようにしてほしい (2021年1月5日 11時) (レス) id: 0af90dc59f (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 桔梗さん» 解りました！今はテスト期間で忙しいので、終わったらやりますね！ (2020年10月5日 18時) (レス) id: c26352c883 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - 名前を変換できるようにしてほしいです! (2020年10月5日 8時) (レス) id: a618904336 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/suinatsu/
作成日時：2020年9月17日 0時
