第30話 ページ33
「！？」
ボーダーの人達は驚きの声を上げる。
『まぁ、キミ達が後3000年位生きたら出来るんじゃない？」
『ネロ、とうとうネジが外れたか。ニンゲンはそんなに長生きできない』
『知ってるよ。例えだってば。そういうの、現代でマジレスって言うんだよ』
アネモスのツッコミに答えるネロ。
『で、キミ達を呼び出した理由だけど・・・』
一度、ネロは言葉を区切った。
『・・・“月時計”が動き出したかもしれない』
後ろの9人の息が一瞬止まった。
『・・・マジで言ってる？』
『嘘ついてどうすんの』
ガイアが訊いたが、ネロは笑いながら肯定した。
『ええ・・・めんどくさ』
『パス出来る？』
『ダメ』
デンドロとフォスが面倒がった。
『ボクら以外対抗できないでしょ』
『そうじゃぞ。ちっとは考えて発言せい』
スコタディが呆れて声を出した。
『あ、ゴメンね。ボクらだけで話を進めちゃって。月時計って言うのは、ある人物の別名だよ』
「その人物と言うのは？」
『まぁ、後から出て来た月属性の長って所かな。色々なところの悪さをしてるんだ。マフィアの長みたいに考えてもらって結構だよ』
『にしても、やっぱり月時計だったんだネ。でも、動き出してきたって、どういうことサ？何故ずっと月属性の魔獣をこっちに送ってきタ？』
『今は何とも言えないかな。でも、動き出したって事が解っただけでも大収穫でしょ？』
フォスは頷いた。
『へぇ・・・若造が何をするつもりなのか知らないが、久しぶりに腕が鳴るねぇ』
フロイがニヤリと笑った。
『おい、あまり巫女戯るな。想定外の事が起こるかもしれないんだぞ』
『今回はアネモスに賛同する。もう400年経ってんだろ。強くなってるかもしんねぇよ』
『それはそうかもね。でもブロンテ、負ける気はないだろう？』
『当たり前に決まってんだろ』
フロイの質問に当然のように答えたブロンテ。
『ま、あのヒトにボクらを倒すことが出来ないけど、警戒だけは怠らないでね。何が起きても想定内ではあるけども』
『――あら、これも想定内ですの？』
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スイ - チョコさん» 蒼と翆ですか？ (2021年1月10日 19時) (
レス) id: aafce01704 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - 主人公の名前をです！ (2021年1月5日 11時) (レス) id: 0af90dc59f (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - 名前を変換できるようにしてほしい (2021年1月5日 11時) (レス) id: 0af90dc59f (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 桔梗さん» 解りました！今はテスト期間で忙しいので、終わったらやりますね！ (2020年10月5日 18時) (レス) id: c26352c883 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - 名前を変換できるようにしてほしいです! (2020年10月5日 8時) (レス) id: a618904336 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/suinatsu/
作成日時：2020年9月17日 0時
