第27話 ページ28
『はい、此処までで質問ある？』
ネロが訊くと、忍田が手を上げた。
「この属性関係図で、対角線の先にある者同士はどんな関係なんだ？」
『嗚呼、それは相性がいい者同士だよ。例えば、水と雷の属性同士は手を組むと強くなるんだ。他に何かある？』
今度は鬼怒田が手を上げた。
「何故ボーダーの事を知っておる？」
『それはね、ボクが高校入ってからかな・・・一週間に一度くらいのペースで使い魔を侵入させてたんだ。それでちょっとずつ情報を掴んでたワケ。大体トリガーの事とか、隊員の事とかは把握してるよ。他には？』
今度は誰も手を上げなかった。
『よし。じゃ、話を進めるね。この組織ではキミらボーダーと同じくランクがある。下からE級、D級、C級、B級、A級、
『魔法には強さがあって、その強さは強い程扱いが難しくなる。下から下位魔法、中位魔法、上位魔法だ』
『ボクがさっき戦闘で使ってたのは全部下位魔法ね』
会議室内が騒めいた。
「あの威力で下位じゃと・・・！？」
『勿論、下位とは言えど、強いヒトが使えば威力は高くなる。ボクの場合、伊達に長生きしてないって事』
『因みに、この精霊のウンディーネは下位精霊だから、呼び出すのは下位魔法だね。一方、この魔獣の妖狐は上位魔獣だから上位魔法だよ』
『まぁランクの説明より先に、何でこっちに来たかの説明するよ』
『今から2年前かな？なんか月属性の魔物が増えてきてね。あ、月属性は図の属性より後にできたから、其の紙にはのってないよ』
『で、これは一応人間界も危ないんじゃないかって事になったんだ。だからボクが人間界防衛の為にやって来たんだ。ところが5年ぶりに来ていたこの世界では、ネイバーとやらが出現していた。そいつらの事を知るためにも、人間に成りすまして高校に侵入捜査をしていたってトコだよ。ここまでで質問は？』
今度は城戸が手を上げた。
「先程「第壱隊」と言っていたが、同じレベルのヤツらがまだいるという事か」
『そうだよ。一応、この場所に呼んだからもうすぐ来ると思うけど・・・あ、来たみたいだ』
ネロの後ろで大きな扉が出現した。
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スイ - チョコさん» 蒼と翆ですか？ (2021年1月10日 19時) (
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チョコ - 主人公の名前をです！ (2021年1月5日 11時) (レス) id: 0af90dc59f (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - 名前を変換できるようにしてほしい (2021年1月5日 11時) (レス) id: 0af90dc59f (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 桔梗さん» 解りました！今はテスト期間で忙しいので、終わったらやりますね！ (2020年10月5日 18時) (レス) id: c26352c883 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - 名前を変換できるようにしてほしいです! (2020年10月5日 8時) (レス) id: a618904336 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/suinatsu/
作成日時：2020年9月17日 0時
