第3話 ページ3
「そうなのか？でも誰かが倒したんだろう」
「そうか？ならいいけど」
少女はしくじったな、と思った。
魔獣をボーダーに潜入させて情報を掴ませていたが、確かどのネイバーを誰が倒したか解るシステムだったはずだ。
――ま、いいか。
バレたところでなんら問題もない。
少女はテレポートで元の場所に戻った。
「・・・え？」
「誰も倒してないんすか？」
〈俺らモールモッドなんて倒してねぇよ〉
「カゲ先輩達じゃないんすね。じゃあ後輩組か？」
〈俺たちも倒してないです〉
「マジで？・・・じゃあ誰が倒したんだ・・・？」
「あ、いたいた〜。死んじゃったかと思ったよ〜w」
――死ぬわけないでしょ。
そう言いたかったが少女は黙った。
別に言ったところで意味なんてない。
それに関わりたくないのだ。
――カーバンクルに潜入させよう。
今はボーダーの情報が足りない。
仲間に偵察させて、得るとしよう。
取り敢えず今日は危ないので、帰宅となった。
その時、少女は女子に呼び出された。
「あのさぁ？課題やっといてくれない？」
少女は3枚のプリントを受け取った。
『・・・うん、いいよ』
「やった。じゃあよろ〜」
女子はけらけらと笑いながらその場を去った。
――正答を書くと入ってないけどね。
くすり、と嗤った。
『さてと、今日の
帰宅する家もない少女は扉を作り出して、開けた。
中は暗闇で、魔界への道が続いている。
――今日はこの道の担当だったな。さて、何が出るかな？
暫く道の途中で待っていると、キュクロプスが10体。
其奴らは少女を見るなり襲いかかった。
『アクア・オーラ・ブレイク』
だが、少女が簡単に返り討ちにしてしまう。
『・・・また、月属性だ』
今回魔界から出てきたキュクロプスは月属性の魔物だった。
『一体、何があると言うんだろ』
少女は呟いて、また扉を開けた。
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スイ - チョコさん» 蒼と翆ですか？ (2021年1月10日 19時) (
レス) id: aafce01704 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - 主人公の名前をです！ (2021年1月5日 11時) (レス) id: 0af90dc59f (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - 名前を変換できるようにしてほしい (2021年1月5日 11時) (レス) id: 0af90dc59f (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 桔梗さん» 解りました！今はテスト期間で忙しいので、終わったらやりますね！ (2020年10月5日 18時) (レス) id: c26352c883 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - 名前を変換できるようにしてほしいです! (2020年10月5日 8時) (レス) id: a618904336 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/suinatsu/
作成日時：2020年9月17日 0時
